とことんずぶずぶ落ちたほうがよい。
なんだか独り取り残されてしまったような気持ちが拭えない。
みんな幸せそうだ。
妬むとか僻むとか、そういう単純な気持ちではなく、ただ孤独を感じる。
楽しそうな話を聞いても、自分だけ違う世界にいるようだ。
まとわり付く靄のようなものが取れない。
気持ちが悪い。
歯車がうまくかみ合い、スムーズに回りだすのはいつの日か。
心から笑えるのはいつの日か。
無言で白飯3杯食べて、腹は膨れてもちっとも満足できなくて。
美しくなりたいとか、知的になりたいとか、優しくなりたいとか、こうありたいと思うことは多いけど、きっと私の根底には歪んだものがあってどうしても拭えなくて、俗すぎて、いい人たちを見ると何に対してかわからないが腹立たしくイライラする。
自分は決してなれないから。
どうしてこんな黒い歪んだものを抱えているの?
白く澄んだ人間になりたいのに。
どうしたらどろどろなものを消すことができるのだろう。
私はなれない、あなたたちのように。
私は独り。
取り繕って見栄張って精一杯塗り固めて生きていく。
これが私。
私のことを心底理解してくれる人なんて、いない。
でも、私もきっと誰のことも理解してないんだから同じこと。
生まれるときも、死ぬときも、人間は独り。
そう考えれば、楽。
とことん、利己的になろう。
とことん、自己愛を高めよう。
私だけでも私を愛そう。