その後、先日取ったMRIを見ながら先生とお話
「もうね、お腹の中、全部筋腫って言ってもいいくらい。
見てみて、これ、ほらー」
と大小の丸いものがいっぱい写ってるMRIの画像を
モニターに映して見せてくれた。
性教育とかで見た「女性のお腹の中の仕組み」のイラストとは
全然違う、直球で言うと気持ち悪い黒い丸いものがいーーーっぱい。
これはダメだわ。
赤ちゃん入る場所がないっていうか、
素人の私が見ても、ちゃんとした筋肉組織がない。
「筋腫だけを取るとなると、かなりの出血量になるし
まともな筋肉組織がないから、再生が難しいと思うんだよね。
どう?やっぱり残したい?全摘の踏ん切りつかないかな?」
え?!
そうなの?!
今日もう、どうするか決めるの?
って言うか、前回の話は「全摘するから覚悟決めて来いよ」って
言うことだったの?!
頭の中パニック。
でも、そこは「仕事に関しては冷静過ぎる」とカウンセラーさんから
お墨付きを頂いている私
「ですよね、もし子宮を残しても、予後を診てからの妊娠になるでしょうし
そこから妊娠して出産してってって考えたら、年齢的に無理だと思います。
分かりました。全摘でお願いします」
仕事だったらパワポ使って説明したい位に
頭の中でフローチャートを作って、先生にプレゼン(笑)
「勢いで決めないように」ってカウンセラーさんの顔がよぎったけど
そんな事を言ってる場合じゃない。
その後、怒涛の流れで手術日が決まり、それにあわせ入院日が決まる。
こんなにあっさり決まるものなのか。
他の方の体験記とかを見てると、ホルモン剤?かな
それで筋腫を小さくしてから手術ってあったりしたんだけど
そんなこともなく、入院して2日後に手術だそうだ。
もう、それだけ待ってられないって事なのか?
それとも開腹、全摘だからかな。
帰り道、カウンセラーさんに事後報告になるなあとか
猫様のお世話マニュアルを作って、母に渡さないとダメだなとか
明日「イオンのお客様感謝デー」だからパジャマとかいるもの
買出しに行かなくちゃなとか、
医療保険の書類とか、健康保険の書類とか取り寄せなくちゃなとか
そんなことばっかり考えてました。
あ、後、「私の遺伝子、残せないな」という事と
「ハイブリッド種が作れないのは、バイオテクノロジーを
学んだ人間として、どうなんだ」
と、明後日の方向に思考が向いてしまったのは反省点(笑)
自分の内臓(器官)、しかも、性別を司るようなものがなくなるって
どんな感じなんだろう?
全然想像つかないし、そもそも手術するってどんな感じなんだろう?
入院するってどんな感じなんだろう?