今日は舞台「娼年」を見に行って来ました。

1部制だと思ってたら、2部制だったのでちょっとひるんだけど。


原作は石田衣良で

世の中全部がつまらないと思ってる大学生(松坂)が

バイト先に来た謎の女性(高岡沙紀)と出会って男娼となり

いろんな女性と寝る事で、女性の奥深さや「生きる」という事に

気付いていき、人間として成長する

って内容。



以下、結構エロネタ、ネタばれあり



「いろんな女性と寝る」って書いた通り、舞台上でひたすらエッチする

音はリアルだし、声はもちろん、ちゃんと胸も触ってるし

松坂桃李はお尻まで出してました。

「この人、実際もこんな声を出すのかしら?」と

女優さんにも松坂桃李にも思ってしまった(笑)


台詞も「おっぱい」だの「ま○こ」だのはっきり言ってて

びっくりした。

男娼の彼は、今までのイメージから離れ過ぎてて

頭がついていかない(笑)


女性の心の中もいろいろ複雑で、

見た目にコンプレックスを持ってたり、性癖が変わってたり

セックスレスの主婦とか、70の老婆とか出てきた。

後、シチュエーション萌えの夫婦とか

(70のおばあさんとシチュ萌え夫婦はコメディパートかな)

それを全部受け入れて、松坂も女性も成長していく。


すごく切なかったのが、大学の女友達が

男娼をしてる事をなじった後に、自分を買ったパート。

その子は松坂の事が好きだったのに、男娼をしてるのがショックで

でも男娼にプライドを持ってる松坂は、なじられたのが悔しくて。

女の子は普通の大学生に戻って欲しかったんだけど、

松坂は男娼としてやって行くことを決めているので

「お互い違う世界の人間だ」と思わせるために、すごいエッチをする

(どんなんだったかは絶対ここに書けない:笑)

最後、女の子は号泣、松坂も泣きながら

「またバーにおいで。お前はずっとタダなんだから」と絶叫する。


ここは思わず泣いてしまった。


最初のお客 → 次の指名 → その次の指名・・・って

回を重ねていくごとに、松坂の髪型や歩き方、姿勢、身のこなしが

自信をつけた証でどんどんかっこ良くなって行くのと

パンツがトランクスからボクサーブリーフに変わっていくのが

細かいなーと思って見てた。


最後は高岡と結ばれて、松坂の思いは叶い

また、男娼として自信をつける。

そして、生きるという事はどんな事かも打ち明ける。

さすがにこのシーンは綺麗なシフォンのカーテンの向こうだった(笑)


今回、後ろから数えた方が早いくらいの列だったんだけど

最初のエッチのシーンを見て「後ろでよかった」と思ってしまった(笑)

この劇場はこれまでいつも前の方でしか見たことなかったので

後ろで見るのも舞台全体が見渡せて新鮮でした。


それにしても、松坂桃李の半裸、全裸ってなぜだかよく見るなぁ。

「麒麟の翼」とか「サイレーン」「エイプリルフールズ」とか

上半身くらいじゃ「きゃっ!」とかならない。

今回でお尻も見慣れたかも知れん(笑)