ずいぶん前の話だけど、メスライオンが群れから離れて
子供2匹を育てるドキュメントを見た。
本来、ライオンのメスは集団で狩りをして食物を調達するんだけど
なんかの理由でそのメスは、集団からはじかれてしまい
子供と3匹でサバンナをさまよう事になってしまった。
お母さんライオンは子供のために狩りをするんだけど、
これまで集団でしていた狩りを1匹でするんだから、なかなか上手く行かない。
上手く行っても、ハイエナに横取りされたりするし
他の群れの縄張りに行ってしまって、追い出されたり。
その上、水場で水を飲んでるだけなのに、フリーのオスライオンに攻撃されたり
・・・と苦難の連続。
それでも負けずにお母さんライオンは、狩りを続け、子供たちを育て
最終的には大きくなった子供ライオンを集団で狩りをして成功。
すごいご馳走をお腹いっぱい食べられるところで、番組が終わった。
これを見てる途中から、ぼろぼろ泣けて仕方なかった。
お母さんライオンの頑張る姿がとても健気だったから。
・・・と最近まで思ってたんだけど、どうもそうじゃなかったみたい。
なんかのテレビで「女性の同僚と上手く行かない」みたいな相談に対して
「女性は集団で1つの目標に向かっていく生き物なんです。
集団行動の生き物なので、同じ目標、目的を持たない人はそこから排除されます」
と聞こえてきて、目から鱗。
なるほど。
確かに、私は会社で上手く行かなかった人たちとは
違う目標を持ってたわ。
だって、みんな「波風立てず、穏やかに定年まで過ごしたい」って人だったもの
私は「ダメなものはどんどん変えていって、会社自体を良くしなくちゃ
仕事の質も上がらないし、利益だって上がらない」って思ってたから。
ああ、そりゃはじかれるわ。
そして、あのお母さんライオンに肩入れしてたのが納得行った。
自分を重ねてたからだ。
群れからはじかれて、なんとか生きていく為に頑張っても
オスに邪魔されたり、他の生き物から邪魔されてるって
会社でもがいてた自分に似てたからだ。
あのお母さんライオン、最後は幸せになってたから
きっと私も同じようになれるだろうなと信じとく(笑)