先日友人たちと食事をしている時に、
知り合いの男性の趣味がハンドメイドだという話を聞いた。

私が仲の良い男性の中には、古着のリメイクとか
無地のシャツに刺繍とかワッペンとかを付けてカスタマイズしたり
後、ほんとに羊毛フェルトとかUVレジンとかで小物を作る人がいるので
(そして、みんなとても上手)
「そうなんだー!器用な人なんだね。今度何を作ったのか聞いてみようかな」
と言うと

その話を持ち出した友人が
「はあ?冗談に決まってるじゃない。そんな男の人いる訳ない」
とバカにしたように言ってきて、他の友人もそれに頷いた。

ええー?私の周りにはそういう人がいるんだけど・・・
いるわけないことないんだけど・・・

この話をしてて、ふと気付いた。
「自分が見てるだけが世界だ」と思ってる人(=友人たち)と
「自分の知らない世界がある」と思ってる人(=自分)の2種類がいるんだなと。
そして、それは想像力の豊かさ、というと語弊があるけど
「どれだけ想像できるか?」が鍵を握ってるんだなと思った。

もし、逆の立場だったら
「あなたの周りには、ハンドメイドの得意な男性がいるんだ?」って聞くと思う。
そんな人が近くにいるから「あの人もそうなんだ?」って思うんだろうなと想像するから。
でも、友人たちは「そんな人は自分の周りにいないから、世界にはそんな人いない」
と想像せずに、自分の見た事実だけで思考が止まるんだと思う。
(上から目線のいやな文章だな:苦笑)


ただ、想像力を働かせすぎると、今度は「下衆の勘繰り」じゃないけど
人の事が気になって気になって、心を病んでしまう。
まあ、それが私なんですけどね。
勝手に想像して勝手に絶望して、勝手に自爆しそうになったもの。

それでも、想像力は大事だと思うのです。
人と上手くやっていく為に。
なにせ、認知的対処法にも必要な力だし。
何より相手を思いやることに通じるから。