今週始まったドラマの話。

うつ病になって仕事も家族も失った男性と
その元妻と勤め先の社長、偶然知り合った女性のラブコメ。

内容が気になる。メンタルを病んだ人が主人公なのか。
阿部サダヲ好きだし、山口智子も好きだし見てみよう。

1時間後、がっくりというか「世の中の病んでる人に謝れーーーー!」になった。

仕事が出来るから、上にも噛み付いてたのがあだになり
無理難題を吹っかけられ、出来ないって言いたくないからこなしまくって、
足手まといになる出来の悪い部下を叱責し、ストレスを嫁にぶつけてDVに。
あげく、ストレス発散なのか何なのか、会社の屋上から書類を撒き散らす。
そのもろもろにより、解雇&離婚。

ええ?
うつ病ってそんな病気じゃないけど・・・
書類撒き散らしたり、暴力振るうってアグレッシブさがあれば
きっとうつ病にはならないと思うの。
あれは躁状態が入ってるんじゃ・・・
双極性障害のほうが近いような気がする。

そして、主人公が勇気を振り絞ってカウンセリングなのか心療内科なのか
通勤路にあるクリニックへ入っていく。
部屋では先生が机の向こうに座っていて、先生は何も言わず、
主人公が自分語りをひたすら展開。
(どうしてこうなったかを説明する台詞が延々と)
先生はただ微妙な微笑を浮かべてるだけ。
それに対して、ただただひらすらしゃべるだけの主人公。
そして先生が途中でうとうとしてた。

これ、ほんとにちゃんと調べて書いてるの?
心療内科なら問診しろよ。
カウンセリングなら、最初はインテークやれよ。
先生からがんがん質問していけよー!
傾聴はあくまでスタイルであって、何も言わないとかじゃない!
患者がしゃべってるのに寝るなんて絶対にない!
しかも、延長5分で1000円取るとか。

これ、医療監修ちゃんと付いてるの?
と思ったら、エンドクレジットに「香山リカ」の名前。
この人、自分の本業をこんないい加減に扱っていいんだろうか?
精神医療って、他の医療に比べてセンシティブだから
もっと丁寧に扱わないとダメなんじゃないの?
なんか、ものすごく勘違いされるような作りになってるんだけど。
この後の展開で、実は名医とかになるんだろうと勝手に思ってるけど
あの初回を見ても、次も見ようとは思えない作りなんだよなぁ。

とりあえずムカついたのが
・心療内科?カウンセリング?はお金がかかる
・心療内科?カウンセリング?はひたすら自分がしゃべるだけ
 しかも先生は途中で寝ちゃう
・患者(クライエント?)が、あんまり効き目ないんじゃないの?と
 疑問を持って診察料を払ってる

普段精神科にかかってて、カウンセリングを受けてる身からしたら
先生や、カウンセラーさん、そしてかかってる自分を
なんか、すごくバカにされた気分になった。

これを見ていた友人から
「あなたもあんな感じで毎週一人でいっぱい話してるだけなの?
それで病気は良くなってるの?」
と聞かれた。
あれを見てたら、まあ、そう思うだろうな。
「ううん、違うよー!先生とあれこれ会話してるよ。
んで、いろいろアドバイスもらうよー。治すというよりも物の見方を修正する感じ
あ!延長してもお金はかからないよ!(笑)」と返事しといた(笑)

医療監修、もう一回ちゃんとした方がいいと思う。
他の人がした方がいいんじゃね?

それにしても。
山口智子の見た目の変わらなさはすごかった。
どうやったら、ああなれるのか知りたいくらいに
結婚前っていうの?ドラマ出まくってた頃と全く同じ。
あの人は魔女かなんかかも?(笑)