結構順調にコーディネイト期間を過ごしていました。

毎日電車に乗る事も、地下鉄に乗る事も特に問題なく。

帰り道にドラッグストアに寄り道したり、アイス食べたり

たまにはケーキとかおやつを家族に買って帰ったりと

機嫌よく、ほんとに何の問題もなく毎日通っていました。


が、ある日。


ちょっと、家の中がざわつく事件があった。

その際、私に向かって親が心無い一言を言い放った。

「お前はお金もらって休めてて、気楽でいいな」


この時は、別に何も思わなかった。

そりゃあ、親からしたらメンタル病んでぷらぷらしてるなんて

みっともないと思ってるだろうし。

実際センターに通う前は平日の日中は外に出ないで欲しいと言われたし

出掛けるなら、電車に乗るくらいの距離に言って欲しいと言われてた。

だから、まあ、言われて仕方ないかなと思ってた。


だけど。


メンタルを病んでる私よりも、他の家族の事を可愛そうだ、不憫だ等々言い出したのを聞いて

さすがに心が折れた。

病んでる私には、そんな言葉掛けてくれた事、あったっけ?


「私なんて存在しないほうがいいんだ」

「私なんて要らない子なんだ」

「誰からも好かれない、親からも好かれないなら死んだほうがマシ」


そんな考えが頭をどんどん占拠していく。


この考えが「希死念慮」と呼ばれる。

「死にたい」「殺して欲しい」「消えてしまいたい」と

死への要求が出る事。

だからと言って自殺するわけじゃないのが不思議な所。

でも、この考えが頭をよぎると、生死の垣根が一気に低くなるから注意。

「私なんてどうなってもいいや」と結構危ない事をしてしまう。

ホームのぎりぎりを平気で歩いたり、赤信号でやばそうなのに渡ったり。

電車に吸い込まれそうになることもあったな・・・


それでも、まあまあと自分をなだめてセンターへ通う毎日だったんだけど、

自分の中にある、死にたいという気持ちはどんどん大きくなってくる。

そして、誰にも吐き出せない。

困るよね、私、死にたいんだけど、とか相談されても。



そんなある日、担当カウンセラーさんから呼び出された

「何かありましたか?顔色が悪いし、表情が暗いんだけど」


ここでようやく吐き出せた。

「死にたいんですけど」


カウンセラーさんびっくり。

「どうしたんですか?何があったの?!今までからは想像付かないんですが

今までもそんな気持ち、ありました?」


なかったと言えばうそになる。

自殺するまでは行かなかったけど、これまでも「死にたい」と思った事は多々あった。

殺してくれたらいいのに、事故に遭ったらいいのに。

いつも頭の片隅にそんな気持ちがあった。


事情を説明し、ぼろぼろ泣く私をなだめてくれて

「今日は休診日ですよね?明日朝一で主治医の先生のところへ行って下さい。

今のお話を先生にもして、お薬かえるとかカウンセリングを受けるとか、その辺を相談して下さいね。

でも、大丈夫ですよ。そんな気持ちになるのは、あなただけではないですから」

と言ってくれた。



しんどかったら帰ってもいいよと言ってくれたけど、帰らない方がいいような気がしたので

時間までセンターで過ごして、帰りはちょっとカフェでゆっくりしてから帰宅した。


明日、主治医の先生にどんな顔されるんだろう?