初診から2日後、また通勤途中で倒れた。


その日は前にも書いた通り、掛かった病院がタイミング悪く休診だったので、

駅の近くの心療内科をいくつか当たった。

だけど、開いているところは「掛かり付けの病院があるなら、紹介状がないと

診察はしません」と断られてしまった。

精神科、心療内科ってこんなもんなのかしら?


今、このブログを書いててふと疑問に思ったんだけど、

セカンドオピニオンを求めたい場合にこれだと困らないんだろうか?

主治医の先生に「セカンドオピニオンが欲しいから紹介状書いて」って

お願いする事になるって事?

主治医の先生との信頼関係が崩れそうな気が・・・

それか信頼関係が出来てないからセカンドオピニオンが欲しくなるのかも?

お薬をもらってはお金に変えている人がいるから

むやみやたらに新患を受け入れるのはリスクがあるのは分かるけど

もうちょっとなんとかならないものか?


それはさておき。


倒れた翌日、朝一で病院へ。


診察室へ入って私の顔を見るなり先生が

「あれ?どうしたの?しんどいの?薬合わなかった?大丈夫か?」

声を掛けてくれた。

この一言で、ぐちゃぐちゃな気持ちがちょっと落着いた。

この先生は、一度しか来てない私の顔を覚えてくれてる。

それがとても嬉しくて、心強く感じた。


実は・・・と状況を説明し、会社に行けなくなりそうと思っていることを話した。

ゆっくり話しを聞いてくれて、気になる点をいくつか質問してきて

お薬飲んでたら大丈夫だよ、療養はまだ必要ないと思うよと言ってくれた。

もうすぐ年末年始のお休みでしょ?ゆっくりしてたら気分も変わるし。

疲れが限界に来てるから、心も疲れてるんだよ。そう言ってくれた。


前回きちんとした病名を聞いていなかったのと、これから先もこんな事が続いたら

会社で何を言われるかわからないので「病名を教えて欲しい、出来れば診断書を

書いてもらえると助かる」とお願いしたら

少し考えてから「適応障害ですね。うつ病ではありません」との答え。その後

「診断書は必要ならすぐに書いてあげる、それで会社が何か対応してくれるの?

それなりに費用が掛かるから、無駄になったらもったいないよ?」

そう言ってくれた。


まずは私が不利益にならないようにを考えてくれるのに、なぜか感激した(笑)

病名もこれではっきりした。うつ病かと思ってたのに、適応障害の診断だったので

それはちょっとびっくりしたけど。


「出したからと行って、何か変わるかは分からないけど

この体調不良には理由があるという事を分かってもらいたいから」


そう話すと、すぐに書いてくれた。


「もう明後日から年末年始の休診に入るから、もし、まだしんどかったら、明日のうちにおいでね。」

診断書を渡しながら先生はそう付け足した。


この先生にして良かったな、そう思った。