さて、いろいろ条件をつけて選んだ病院に行きました。
「精神科・心療内科」のイメージ・・・
これってあんまり良くないですよね。
昔読んだ小説や漫画なんかじゃ「頭のおかしい人が行く病院」という
表現にされているし、親世代の人からしたら
「越えてはいけない一線を越える」っていう犯罪レベルだし。
私も行くのはすごく怖かった。
どんな人がいるのか?どんな雰囲気なのか?
緊張しながら診療所の入っている雑居ビルへ。
お世辞にも新しいとはいえないビル。なんだかエントランスも暗い。
マジでー…と思いつつ、エレベーターに乗って診療所のある階へ。
ドアを開けると、そこは思いの外明るくて静かな空間だった。
それに空調も効きすぎていなくて、快適なくらい。
失礼ながら、待っている患者さんも物静か。
ちょっと拍子抜け。
もちろん、いい方に。
もっといろんな意味でにぎやかかと思ってた。
受付で保険証を出して、ソファに座る。
とりあえず1時間ほど待つらしいので、その間に問診表を記入。
血圧も測った。なんで血圧なんだろう?
その後はスマホをいじったり、雑誌を読んだりして時間をつぶす。
そして、予定通り1時間ほどで名前を呼ばれた。
診察室に入ると、大きな机の向こうに先生が。
まあ、普通におっさん(笑)
白衣着てないんだーと思ったのは覚えてる。
なんでこんな時に、自分の「萌え」を気にしたんだろう?(笑)
やたらめったらニコニコしてるわけでもなく、普通にまじめな感じ。
HPの印象とまったく一緒。
自覚症状をお話し、先生からの質問に答える。
内科や整形外科なんかで診察を受けるのとまったく一緒。
先生は相槌を打ちながら、しっかり話しを聞いてくれた。
私が途中で涙を流しても、大丈夫だから、気にしないでいいよと
気を楽にする言葉を言ってくれた。
30分弱の診察、胸のつかえが取れた気がした。
自律神経が乱れてるんだと思うから、安定剤と睡眠導入剤を飲んで
様子を見てみましょう。
それがこの日の診断結果だった。
お薬をもらって、お会計をしてこの日は終わり。
受付の人も先生と同じ印象。
やたら愛想がいいわけではなく、でも、無愛想でもない。
やる事はきっちりやりますって感じ。
こうして、初めての精神科への通院は無事に終了したのでした。
この2日後にまた来るとは思わなかったけど(笑)
そして、小さい診療所とは言えど。
精神科に対する自分の偏見を深く恥じ入ったのでした。