こんにちニャン(=^・^=)

前回の続きで、俺のターン

【当方から義弟への質疑応答】

Q1 転職先の職種も同じようだが、何がしたいの?

Q2 転職した場合のメリットは何?

Q3 転職の目的は何?

Q4 ちなみに、転職先からの引き抜きなの?

 

A1 ・・・(返答なし。)

A2 今の会社と同じ待遇で迎えてくれるし、残業は原則なし。

A3 転職先では、評価してくれるはずだ。

A4 転職先で人員不足となったので、声がかかった。

【残酷な当方通告】

 

 前回の義弟の主張と労働条件通知書と上記応答内容を総合的に考慮して、当方が判断した結果を通告した。長いから、赤文字の結論だけで、読まなくていいよースター

 

1 転職先は、いわゆるブラック企業である。びっくり

 (理 由)

  義弟主張にいう転職先からの説明と労働条件通知書(以下「通知書」という。)記載事項に矛盾点が多すぎる。

  ① 残業は原則なしというが、通知書の給与欄に「固定残業手当〇〇円」と記載があることから、「固定」との表現は、毎月、必ず、最低限の残業はしてもらうとの趣旨と解せられ、残業が原則ないとの転職先の説明は、信用し難い。

  ② 退職金について、今の会社において、税理士に聞かないと分からないとうのは、退職金を支払うのか否かということではなく、当該会社の退職金規程により、勤続年数と給与月額から計算される退職金及び源泉所得税計算をする上で、実際の支給額は分からないとの趣旨と解せられる。転職先からの通知書では、「3年以上」勤務で支払うとのみ記載しており、他の項目では「就業規則による」とか「労働基準法に準ずる」との表現を使っていることからすれば、「当社の退職金規程による」とすべきである。

  ③ 交通費を含む給与が保証されるとか昇給があるとの主張について、通知書では、給与体系が分からないこと、手当の種類が不明な支給額が記載されていること、交通費に関する記載がないこと、昇給については、「有り(不定期)」との記載であり、これは、言い換えれば「昇給は原則ない。たまにあるかもしれない。」ということである。通常、「昇給は年1回」と記載されるものであること等から、やはり、転職先の説明は信用し難い。

   ④ 今回の転職の話は、引き抜きでないということであり、この点においては、転職先の説明は、信用に足りる。しかしながら、通常、転職動機に至るのは、給与面を含めて厚遇するというものであるが、単に、現在の会社と月額給与同額支給を保証するというだけでは、少なくとも生涯における退職金は減額となってしまい、転職はデメリットとなり、現在と同等との説明も矛盾することとなる。

  ⑤ 転職先の説明は、原則を説明したのではなく、通知書の記載からすると、例外や可能性の内容をまるで原則のように説明したにすぎず、現在の会社の条件を改善するのが確実であるとするものではないと断じざるを得ない。

 

2 転職目的が明確でない。笑い泣き

  義弟は、今の会社を辞めたい。転職後、待遇が良くなるはずとの将来における希望的観測を述べるだけで、転職目的は、認められない。

 (理 由)

  主張内容及び質疑応答からすれば、明確な転職目的がないことは、明らかである。また、転職における具体的なメリットは何ら認められない。

  そうすると、メリットのない転職希望を家族に伝えたところで、納得させることはできないことは容易に想像でき、義弟本人の転職動機は、単に、現在の会社を辞めたいとの一心だけであり、何かをしたいとか、給与がアップするとか、厚遇される(役員で迎えられる)とか、転職の目的はないに等しい。

 

3 義弟が転職会社へ伝えるべきことベル

  家族の理解を得るためと称して、次の条件を出すべし。

 ① 月額給与は、現行の1.5~2倍としてほしい。なお、交渉次第で1.2倍以上とする。

 ② 年次有給休暇は、年20日とし、15日以上を保障すること。

 ③ 給与体系表を提示してほしい。昇給は、年1回以上としてほしい。賞与についてもその決定方法等を明らかにしてほしい。

 ④ 就業規則、退職金規程を開示してほしい。

 ⑤ 株主となっても良いので、財務諸表を開示してほしい。

  そんな面倒な奴は、こっちからお断りや~グラサン

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