せっかく、お茶をやっているんだったら、
お道具を揃えたら?といってくださる方がありました。

ピンからキリまでありますから。
お道具と言うほどのものでなく、
道具として使うようなゆるいもので、
揃えてみようかなぁ。

お茶が始まった頃、
いろんなものをお道具に見立てて、
本来の用途と違うものを、
お道具として用いることがありました。

いいものを持つと、
それを大事にするから、
いいものを持ちなさい。

そんな声もございますが、
ここは、いいものでなくても、
ものを大事に扱う心を、
養っていこうと思います。

これ、お茶道具として、
使うのも面白い、
という感覚って、
大事だと思います。

学生の頃、連れていかれた古道具屋さんで、
古道具を本来の用途と違う使い方をする、
という話を聞きました。

背の低い屏風(風炉先屏風とか)を、
壁に掛けて、絵画として楽しむとか、
大きな火鉢の上に、ガラス板を置いて、
ソファーに合わせるテーブルにするとか、
なかなか私らには思いもつかない使い方を西洋人はする、
と言って感心してました。



うちでお茶会を開くわけでもなく、
物思いにふける程度のものですから、
ちょっと挑戦してみようかな。