早朝の露天風呂。

朝陽が登る一時間前。

東の空、山際が、明け色になっていた。

空には、星が一つキラキラと輝いている。

白々と明けていくのにしたがって、
星の光が弱くなっていく。
朝日に圧倒されるように。

朝日が姿を現すあたりには、
厚い雲が覆っている。

明けない夜はない。

東の空を見ながら、
物思いに耽る。

いろんな事を考えたのだけど、
湯から上がったら、
すべて吹き飛んだ。




Android携帯からの投稿