バートランド・ラッセル は、イギリスを代表する、20世紀の頭脳と言われた人ですが、クジラがこの人の著書を読むきっかけになったのは、WTの雑誌でした。
90年代頃から、彼の言葉が良く雑誌に引用されていたので、本屋さんでその著書を求める事にしたのです。
彼の著書の中で、一番読みやすく、共感できたのは、「幸福論」でした。
って、これしか読んでませんが。^^;
最低限の物質など、外的要因がそろわないと幸福にはなれないと論じていますが、「幸福は、主に内的なものに依存する」とも述べています。
つまり、自分に対する価値観など、本人の自分自身に向けられる視線が幸福に関係すると言っています。
彼は、数学者でもあるので、その文章は論理的であり、簡潔で読みやすいものです。
抽象的表現は少なく、具体的にどのように行動すればよいかヒントが得られます。
WTは、彼の言葉を受け売りして、あたかも自分たちの発想であるかのように幸福論を展開していました。
ラッセルの理論に、楽園を結論として付け加えると、幸福論は完全なものになります。
ですから、その頃の記事は、読み応えがあり、有意義なものでした。
WTの雑誌であっても、出典が正しければ、その論ずるところは、読む価値があるのかもしれません。
その点で、クジラは、この本に出会わせてくれたWTの雑誌に感謝しています。^^
でも平信徒には、「哲学書を読むな」と言っておいて、自分たちは、このような本から文章を見つけていたのですね。^^ オカシイ!ハハハ
そして、WTが引用しなかった部分には、WTが参考にして組織を動かしている部分があるように思います。
WTは、ラッセルの頭脳を利用して、大衆心理を操ろうとしたのかもしれません。
結局WTは、聖書をつまみ食いして、神に信仰心のある人の心をくすぐり、哲学を駆使して人心を操ろうとしていたのでしょうか?
でも、まだしも、昔の統治体のメンバーは、教養があったのかも?
低学歴の成員が増えた今、積極的に自分の教養を磨く兄弟がリーダーにならないなら、今後ますますWTの雑誌は、低俗化するでしょうね。^^;
最近の雑誌は、読む気になれません。