JWだった母から子供たちへの手紙 | JWクジラの独り言 ホエールゾ!

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JWだけど、もうすぐ元JWかも。。。^^

もしバプテスマを受けていたら、JW二世と呼ばれていた二人へ

お母さんはあなた方をJWの組織に所属しながら育てました。
迷惑だったでしょうか?
つらかったでしょうか?
JWの教えを信じて育てたことを恨んでいますか?

でも、この手紙はお母さんがJWだったことを二人へ詫びる手紙ではありません。

お母さんは自分がJWだったことを恥じていないのですから。。。

これはお母さんから二人への感謝の手紙です。

あなたたちは、お父さんとお母さんの期待を裏切らない、しっかりした人間に育ってくれました。

自分で意思決定をし、自分の決定の責任を受けいれる強い心と、正義感と、友や家族を思う温かい心を持ったきちんとした人に成長してくれました。

もちろんまだまだ社会的に成長しなければならないところはたくさんありますが、あなたたちはそれを自分自身で学び取って行く力があるはずです。

生まれて来てくれてありがとう。
今日まで無事に成長してくれてありがとう。

二人の親として生きてこれたことは、私の最大の誇りです。

だから。。。

お母さんはJWとしてあなた方を育てたことに誇りを持ってます。

でも。。。
最近お母さんは確信しました。
JWがWTが間違っていることを。

これまでも、お母さんは聖書が明言していないことに対するJWの指導には従って来ませんでした。

だから、二人に部活や進学をゆるし、服装の選択や、校歌を歌うこと、バレンタインデーのプレゼントをすることなどJWが決める細かい指示に従うよう強制してきませんでした。

お兄ちゃんは妹ちゃんより少し大変だったかもしれないけれど、二人とも難しい状況に対処する知恵と行動力を身に着けてくれました。

信じあえる友達もたくさんいるね。
お母さんは世の子と遊んではいけませんと言いませんでした。

もし二人が神を信じ、神を愛すなら、神の教えに従いたいなら、どのように従うかは自分で決めなさいと言ってきました。

神の掟は、二人の命と幸福を守るためにある。
と教えてきました。

完全には理解できなかったかもしれません。

「そんなこと言われたって、親に逆らえない」
と高校生になったお兄ちゃんは言いましたね。
本音が言えない優しいあなたの心をもっとわかってあげたかった。

沢山の沢山の失敗と、沢山の沢山の涙がありますが、お母さんはその時その時、あなたたちの心を大切にしながら、あなたたちの将来のために教育してきました。

お兄ちゃんを鞭で教えたことも、後悔していません。
脳炎の影響を避けられたのは、理屈だけでなく、体に教えたおかげだと信じています。
いつもお兄ちゃんの心の傷と、脳の回復を秤にかけて行動していました。
でも、痛かったね、心が・・・。
お母さんの心は今も痛みます。

鞭を使うことはなかった妹ちゃん。
あなたはいつも自分をしっかり持っていました。
心の強い子供でした。
でも、本当は思いやりのあるナイーブな性格ですね。
小さいころずっと見せていたアルプスの少女ハイジのような子。
叱る必要のない子でしたね。
小学校3年の時、洋服のことで会衆にクレームをつけられて、自分でJWをやめましたね。
お母さんはあなたの決意を尊重して良かったと思っています。

二人とも、毎日を着実に歩み、後悔のために時間を無駄にすることなく前を向いて生きていますね。

お母さんはJWとして、二人に聖書を基準に教えてきました。
二人はお母さんにとって、神に恥じない子供たちです。
だから、お母さんはJWだったことを恥じてはいません。


でも、お母さんはWTが法律を犯している事実を知りました。
それは、完全に犯罪です。
インターネットの発達がこの事実を確信する助けになりました。

そして、お母さんはJWの窃盗事件に巻き込まれ、5年間長老たちと話し合って、組織の隠蔽体質や、見識の無さを知りました。

WTは聖書の道徳を教えてきたのに、その道徳基準に沿わない組織になってしまいました。

昔からそうだったのかもしれません。
最近急に変わったのかもしれません。

ただWT&JWが現在、明確な聖書の言葉を無視しているのは事実です。

お母さんは、神と聖書を信じています。

聖書の基準に基づいてJWをやめるお母さんを誇りに思ってください。

あなたたちが、聖書の原則に基づいて育てられたことを誇りに思えるために。。。