痣は近くにいると連鎖することから
私はこれまでに痣を発現させる
隠れた条件の1つとして
「炭になり痣者から火をもらう」
ということを考えてきました。
そしてさらに炭を激しく燃やし
痣を発現させるために
「心への着火」も必要だった
と考えました。
心の火といえば『心を燃やせ!』の
炎柱「煉獄杏寿郎」の存在で
おそらくコレしかないでしょう。
◼︎炭の燃え始め?
無限列車後に煉獄家から蝶屋敷へ
帰る時に炭治郎は『発熱』しており
その後、きよちゃんに泣かれるほど
高熱の状態が続いていました。
この発熱は直前の無限列車で
腹部を刺されたことによるもの
と思っていましたが炭治郎によると
発熱している方が調子が良いそうで
腹部が完治したのに高熱が
続いていたということだと思うので
"炭が燃えていることを表現した"
可能性が考えられます。
◼︎ 『心を燃やせ!』の意味?
「心を燃やせ!」という言葉は
「心に火を灯す(※火がつく)」に
似ているように思います。
※「心に火がつく」という言葉が
言葉として正しいかは不明。
「心に火を灯す(火がつく)」は
"目的に向かってやる気を出す"
というような意味があるそうです。
◼︎立志からの自然な流れ
「立志」で目的を定め
「心を燃やせ!」で火がつき、
やる気を出して「痣を発現」…
と考えると自然な流れになります。
これで「痣の発現時の共通点」と
「心に火を灯す(火がつく)」の意味が
繋がった気がします。
◼︎ 「きっかけ」の『杏寿郎』
杏寿郎が炭治郎の"やる気を出す"
「きっかけ」になったヒントが
実は杏寿郎の名前に
隠されていたかもしれません。
それは杏寿郎の名前の
『杏』の漢字の一部「口」なのですが
「口」には
"物事の初め、発端"の意味があり
「心に火を灯す(つける)ことで
炭治郎の痣の発現の発端になった」
とも考えられるのです。
◼︎火をつける役割
もしかすると
杏寿郎は『炎』そのもので
"炭治郎の心に火を灯す(つける)
役割だった"のかもしれません。
「火をつける役割」といえば
「火付け役」という言葉があります。
意味は"きっかけをつくる役"。
作者の"遊び心"を考えると
あえて詰め込んだのではないか
と考えてしまう。