去年の春頃のお話です


冬はブーツ派で春から秋はスニーカーかスリッポンの私ですが


紐なしのスリッポンは特に履きやすく、歩きやすい形のソールの物を好んで履きます。


前の年に、本革のスリッポンを見つけたので、奮発して購入し、春・秋と履いていました。


その靴を何故か義父が、自分のものだと下駄箱から出して、知らない間に履いていたもよう。


義母に


この黒の靴、あんたのか?


と、玄関先に置いてある靴を指して問われました。


え・・・


なぜにここに出ているのか・・・?


義母に義父が



わしのや



と言って


かっこええやろ?

歩きやすいんや。

ええ靴やろ?


と、嬉しそうに見せながら散歩に行ったそうです。


義母は義父の持っている靴に、あんな靴あったかなー?と思い、私に聞いたようです。



はい。あなたの記憶通り、それは義父でなくて、私の靴ですよ



私の靴を義父が履いていた?


散歩行った?



思わず、


それ、私の靴です。

今年も履こうと思ってしまっておいたものですよえー



ほうか。
おとーさん、嬉しそうにそれ履いて散歩いかったんよ。



よーにおーてるんよ。


歩きやすいみたいやわ。




そうですか。
でも、それかなり奮発して買ったものですし、

私も歩きやすくて気に入ってるんです。




私が履きますのでちょっと不満



ほやけど、

お父さん気に入ってるんよ。



私が履きますのであんぐり


サイズもピッタリでな。



私が履きますので!



しかし、ここで義母が驚きの発言をしたのだ



じとーっと上目遣いで



履かせるわ



え?



なぜにあなたが私の靴を履かせるなどと上から目線で言うのでしょーか







すかさず返した言葉は



いいえ!


私が履きます
ので!



ほやけど


と義母が言ってる最中に



お義父さんにも言っといてください




・・・ほうか


まあ・・・

わかったわ



と、しぶしぶ引き下がった義母





あーーー



やっぱり



この人



嫌いだわむかつきむかつきむかつき