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物が無くなる家の初めの記事はこちらです。





以前から、私たち夫婦の部屋からは


無くなるものが時折あった。


買い置きしてある棚にあるもの。


冷蔵庫にストックしてあるもの。


どれも、すぐに使わないか、量をストックしてあるものだ。



私が、義母のことが完全にダメになったころ、子供が私に話したことがある。


義母は時々、子供に饅頭や菓子などを持ってきて、なんでもない話をしにきていた。



その日も、子供に何か持ってきてくれていたようだが、



子供はシャワーを浴びた直後で、



洗面所にいて、戸を閉めた状態で


義母と話していたらしい。


リビングにあるキッチンカウンターと洗面所は近い。


至近距離にある。



義母が


ここに置いとくでーと子供に言った直後に


ビニールとか、何かわからないが


ガサガサーっと、結構長い間、大きな音がしたらしい。


子供は、 

ばーちゃんなにやってるんやろう?

と思っていたそうだ。


で、思い切って子供に話した。



今まで、時々物が無くなってる時がある。


色々考えると、この家にいる人が持っていってるとしか思えない。


疑ってはなんやけど



一回、無くなったものがあった時は、ばーちゃんだったのは、本人に確認した。


その時は、全く悪びれた感じもなかったから、繰り返してる可能性はあるかも。


ひょっとしたら、何か目ぼしい物があるか探してたのかもね。




子供はずっとリビングにいる。

寝る時もずっとだ。24時間定位置にいる。


生活リズムが整っていない子供は、昼まで寝ていたり、途中で寝てしまったりすることもある。


子供が気づかないわけがないと、

自分で言ったが


実際、子供がいるのに、

無くなっているというより、

減っていたものがあった。


新品の食器洗剤。

何故か、5センチ分だけ減っていた。



確証はないし、見ていないから


もどかしいけど、気持ち悪いけど


しょうがない。



子供が、


今度から、

ばーちゃんがきた時は気をつけておく。

と言ってくれた。



24時間、定位置にいる子供の頼もしい言葉に申し訳なくも、嬉しくなった。