下矢印下矢印

続きです。




薬は2週間分しか貰っていない。


次の日に、病院に相談してみようと思う。


ゴミ箱に一旦入った薬は、当たり前だが子供は飲めない。


改めて、薬を一錠出して、子供の身体を起こして、手渡す。


ちゃんと飲んだ。


そのまま力なくゴロンとなる子供。


しばらく様子を見ていると、眠くなったのか、目をつむりかけた。


時計を見ると、一時半をとうにすぎていた。


子供に寝られそうか聞く。


頷いたので、寝にいくねと伝えて寝室に行った。
 


夫はもぞもぞしていた。


はっきりと大きな声で
 


あんた。薬捨てたやろ!


そう吐き出すように言ってから、ベッドに横になった。


わざとやったわけじゃないのはわかっている。


私も配慮が足らなかった。


でも、

大事な薬を捨てられてしまったことがショックだったし、

そのせいで子供が不安定になったのは確かだ。


私の苦言に対して、無言を貫いた夫。


いつものことだ。


夫はごめんが言えない。


とりあえず、落ち着いたので、私も寝なきゃ。


朦朧とした頭で、ぼーっとしていたが、寝なきゃいけないけど、多分睡眠足りないなー。


そう思いながら、目をつぶった。




だが、


参った・・・。

眠くて仕方ないのに、寝られない。

深呼吸してみた。

落ちる気配も感じられない。

はあー・・・。

睡魔と別の意味で格闘する私。

そのまま、外が明るくなっていった。



朝7時。

目覚ましがなる。

しかし、頭が重い。


瞼が少ししか開かない。

仕事に行く準備をして洗濯を干す。

子供は薄目でぼーっとしている。

寝られたか聞くと頷く。

でも、まだ眠そうだ。

仕事に行くから、寝ときーな。

じゃ、と言って手を振ると力無き手でふりふりと振り返してくれた。




あーーー。

眠い・・・。



腹を立てても仕方がないのはわかっている。

でも、やはり心で納得していない。

眠さと心のモヤモヤとが現在進行形。


ゴミになってしまった薬を惜しんでも仕方がない。

現実を見つめて、対処する。


これが大事!



薬入れにピルケース買いました!

下矢印下矢印