千葉県聴覚障害者後援会
らいおんぐるーぷ施設訪問
/ Support Association for the Deaf
Visit to the Lion Group Facilities
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[最終更新日 2026.6.8]
千葉聴覚障害者関連施設/らいおんぐるーぷマップ
2026年5月17日、千葉聴覚障害者センターの「新芽まつり」で、ろう重複障害者の施設見学ツアー(らいおんツアー?)に参加してきました~![]()
施設訪問ツアーということで、バスでの移動と思っていたのですが、施設はセンターから徒歩10分圏内にあり、当然、歩いての移動となりました。
12名ほど(?)の参加者、手話通訳者2名、聴覚障害のあるスタッフ(?)3名。
日差しが強かったので、私の日傘を共有したことで、市川から来たという聾の女性と、道すがら手話で交流もできたのも楽しかったです。日傘をさしての片手の手話は、私には難しすぎましたが![]()
彼女と「手話でコミュニケーションが取れる、このような施設は絶対必要だよね!」と、意気投合できたのも、嬉しかったです。
ろう重複障害者とは?/ 施設見学ツアーに参加して…
らいおん神明
これらの作品を作ったのは、どのような人と思われますか?
生活介護事業所・らいおん神明の施設の入り口に飾られていて、私が見入っていると、ろう盲障害を持つ男性のMさんが作ったと教えられました。
Mさんは、耳が聞こえず、狭かった視野も、徐々に失われていったとのこと。それなのに、好きな作品を作り続けているということで、ただただ驚きました。
彼のパワーに少しでもあやかりたいと、販売用に作られた作品を1つ購入しました。
売上から経費を引いた利益の半分が、直接、作った人の工賃になると聞いたので、ほんの僅かですが、彼の励みになればとも思いました。
実物は、長さ7.5㎝のクリップです。かわいい台紙に個別包装されていていました。
職員の方から「是非作者とお話してください」というようなことを言われました。
私は「いったいどうやって??」と思いました。
よく見ると、彼は他の見学参加者と向かい合って座り、相手のそれぞれの手首を軽く握るなどして、相手の手話を理解してる様子です。
お話が終わり、いよいよ私の番で、ちょっとドキドキしました。本当に話が通じるのでしょうか。
職員の方から「まずお名前から」と言われ、手話で表現。
驚くことに、Mさんは、すぐに理解してくれました。
その後、「これらの作品を全てあなたが作ったのですか」と、私の不器用な手話で伝えると、彼は滑らかな手話で色々答えてくれました。
「以前は見えていたので、色などもわかる」と教えてくれた気がします。(私の手話の実力では、本当に読み取れたか確信が持てないのですが…![]()
「本当にすばらしいですね」と伝えるのがやっとでした。
ただ、盲聾の人とコミュニケーションがとれるなんて、想像もしていなかったので、手話の言語としての力を、改めて胸に刻みました。
↓生活介護事業所・らいおん神明
利用者:手話、触手話等をコミュニケーション手段とする聴覚障害者
*日常生活(食事・排泄・移動等)の困難に合わせて支援を受けることができる施設です。お散歩やゲーム、手芸など、個々のペースで、手話等を通して「楽しく」過ごせる環境を提供しています。
↓キッチンも備えた施設内/ 定員は20名とのこと
重度の障がい者も通われているので、サポートされる方は本当に大変と思いますが、皆さんの暖かい眼差しが印象的でした。
↓車椅子の利用者も使えるよう、段差をリフトで上がれるようにしたトイレ/
全面改築の場合、相当な費用がかかってしまうとのことでした。
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らいおん工房
ろう重複障害者と言われても、今一つ、ピンと来ていなかったのですが、耳が聞こえなくて、知的障害や身体障害を持っている人は、実際に存在するのです。彼らが使う言語は手話が多く、手話がわかれば話も弾みます。
らいおん工房の訪問では、馬の絵を描いている若者と会いました。「絵、上手だね~。馬が好きなの?」と聞くと、飛び切りの笑顔で「絵を描くのは大好きだし、馬も大好き」だと、手話を使って教えてくれました。その、ピュアでキラキラした目にやられました
今でも、あの笑顔が忘れられません。
他の通所者の方々とも、手話を使って話しました、草履なども練習して作れるようになったとか、ずっと作業をしていると疲れるので、草履作りの合間に絵を描いているとか、色々な工夫を教えてもらって楽しかったです。
人によるのかもしれませんが、もっと手話を使って、色々な人とコミュニケーションを楽しみたい通所者の方もいるのではと感じました。また、もし、少しでも手話を学んだことのある人は、見学会に参加したらきっと楽しく、もっと通所者の方を応援したい気持ちになると思いました。
もちろん、手話ができなくても、手話通訳の方がしっかりサポートしてくださるので、心配要りません。見学会は、誰にとっても意義深いものになると思います。
↓就労継続支援B型・らいおん工房
利用者:手話、触手話等をコミュニケーション手段とする聴覚障害者
*障害のため一般就労が困難という方に、働く場を提供しています。知識や能力の向上を目的とし、個別支援計画にそって作業訓練を行う場所です。
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らいおん千葉
お年寄りの聴覚障害者の方々とも交流しました。
職員の方が、季節ごとの行事など、施設の活動をまとめたビデオを見せていただいたのですが、笑顔があふれていて、暖かい気持ちになりました。
丁寧に作られて小物の販売もあり、お気に入りを購入したのですが、制作者の方と交流でき、楽しい時を過ごせました。
↓地域活動支援センター・らいおん千葉
利用者:主として聴覚障害者
*利用者が皆、自立した社会生活が営めるように、創作的活動の場を提供することにより、住み慣れた地域で安心して生活できる環境づくりを目指し、社会との交流の促進等に取り組んでいます。
施設見学会まとめ
施設見学で感じたのは、やはり手話というのは、大事な言語であるということです。耳の聞こえない人が、普通の障害者施設や作業所に通ったら、手話のできない聞こえる人とコミュニケーションを取るのは困難です。
ここでは「職員の方々の、本当に暖かいサポートのもと、皆さんが手話でコミュニケーションを取りながら、安心して活動できる場が提供されている」と実感できました。
もし施設が無くなってしまったらどうなってしまうのか。見学会を通して、自分事として考えられ、施設の継続のために、少しでも活動の支援ができれば…という気持ちを抱きました。
通所者の皆さんの作品は、売上から経費を引いた利益の半分が、直接、作った人の工賃になるということです。そういった事も含め、こういう機会がもっと増えると良いのではと思いました。
また、新芽まつりが行われた聴覚障害者福祉センターは、かなり交通の便の悪い場所にあります。もっと一般の人にも来場してもらえるような場所で開催されれば、聴覚障がい者の理解につながるのではと感じました。
支援の輪を広げるために
今回の見学会を通して、手話という言語を使う人達が、安心して暮らせる居場所の必要性を、改めて感じました。千葉県では、
社会福祉法人千葉聴覚障害者協会の後援会があります。
今回、一般の人も含め、多くの寄付を獲得するためにどうしたらよいかという視点で、以下のことを考えてみました。あくまで、個人的な考えです。
1. 施設見学会について
実際に、見学会に参加し、本当に支援したいという気持ちが高まりました。ただ、見学会の情報は、たまたま手話サークルに参加していた時に知ったので、実際、年にどのくらい行われているのか、どこで情報を探せばよいかなど、ネットで調べても、なかなか見つけることができませんでした。
一般の人の中で、少しでも手話に興味がある人でも参加できるようになれば、もっと寄付も集まるのではと感じます。
2. ホームページについて
実は、今回の「第19回 新芽まつり」の情報をネットで検索したのですが、なかなか欲しい情報にたどり着けませんでした。実際にヒットしたと思っても前の年の情報だったりしました。また、後援会は聴覚障害者協会とつながりが深いと思い、協会のページからも情報を探したのですが、よくわからず残念でした。
ホームページのSEO対策 (SEO=Search Engine Optimaization/ 検索エンジン最適化)をしっかり行っているサイトは、検索エンジンの上位に上がってくるので、チェックしてみる必要性を感じました。また、活動状況がわかる写真などの更新も、こまめにすると良いのではと思いました。
3.事業報告や会計報告について
寄付をしたいと思う時、その寄付がどのように使われ、どのように役立っているのか、事業報告や会計報告がしっかり公開されている団体は、信用があると思います。
今回、施設見学会に参加して、特にらいおんぐるーぷの施設維持のために寄付をしたいと思い、寄付金がどのように使われているのか知りたいと思いました。後援会の決算報告を実際に見せていただき、寄付や会費の多くが、千葉県聴覚障害者協会の事業関連積立金(施設のバリアフリー化や新施設購入など)に充てられていることを確認しました。ただ、協会の事業は様々ですが、事業報告や会計報告は非公開のようで、実際の寄付金が協会の中でどの程度役立っているか、調べることはできませんでした。
らいおんぐるーぷの長期的な施設運営と維持のために必要な資金はいくらなのか。そこに行政機関からの支援はあるのか。目標とする寄付額はいくらなのか。一般の人が確認できるホームページになっていれば良いのにと感じました。
あくまで私見です。聴覚障がいを持ちながらも、前向きに人生を送られている皆様、ずっと聴覚障がい者支援に携わっている皆様には、尊敬の念を禁じ得ません。
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