プレゼン能力。 | 塾講blog 

プレゼン能力。

いろいろプレゼン・スキルとか言われますが、私はプレゼンテーションは準備が全てだと思います。

緊張してしまうのは準備に自信が無いからにほかならない。


自信が無ければ読み原稿を作り、何度もリハーサルをすればいいんです。

自分の不安が消えるまで、とことん準備するのが鉄則です。




 そして、一度、自分の満足する水準のプレゼンが出来るようになると、必要な準備を計画的に行えるようになっていく。喋りのテクニックや緊張しないマインドなど要素はあるものの、プレゼンテーションは内容が9割です。人は見た目が9割なんてありえません(笑)。



 その準備に関しては、トリニティーシンキングが全てです。特にその中の知識と論理をベースに伝えたいことを流れを意識して組み上げていくことが大事。具体的には主張、理由の2つの要素を核にした論理構造を作り上げることです。そうすれば、プレゼンの主要な内容は資料を見ないでも、ソラで説明することができるようになります。
 


準備が甘いと、全体の論理構造が頭から吹き飛んで、資料を一語一句読み出したり、同じことを何度も繰り返して喋ってしまったり、資料と全く関係のないことを永遠と喋りだしたりして、混乱しだします。特に棒読み、繰り返しは、私は混乱してますよの信号です。



 プレゼンはよく1分でスライド1枚とか言われますが、それで計算すると30分のプレゼンでもスライド30枚。スライド30枚で表現できる論理構造なんてたかがしれています。そういう意味では、30分のプレゼンの内容すら2,3分で何も見ずに口頭で要約できるはずです。




 最終的にはその2,3分で要約できる骨子に対して、データでの裏づけや具体例を盛り込むことによって、全体の説得性を増していくのです。



 内容さえ固まれば、後は実際にプレゼンするときに、常に聴衆に対して何を理解してもらいたいかを意識して喋ればいい。私のプレゼンのときの口癖は



「皆さんにここで理解して頂きたいのは、、、」



です。この言葉が連呼されるときは、プレゼンの調子が極めて良い証拠であり、実際に聴衆の目線で話を展開できている証拠です。


 私の場合は、本気モードでプレゼンする場合は、全体のスライド間の論理構造と各スライドにおいて最も聴衆に理解してもらいたいこと三つがスライドを見なくてもスムーズに口から出てくるような状態にして臨むようにしています。
 最初は読み原稿などを書いて準備していましたが、最近はそういったことまでしなくても対応できるようになりました。ただ、これは喋る能力や暗記力が増したのではなく、資料の論理構造を作り出すのと資料で伝えたいポイントの明確化が上手くなったんですね。


 若いときから経営者になるためには高いプレゼン能力が必要だと認識して、職業も敢えてコンサルを選びながら、プレゼン能力を鍛えてきた訳ですか、実際に経営者になってみて、その判断が間違ってなかったことを強く感じています。
 これからも多くのことを考え出し、それをタイムリーに周りの人にプレゼンすることによって、価値を創出していきたいと思います。



by 小代氏 (unique代表)