アメリカの影
ジョン・カサヴェテス弱冠30歳、衝撃の監督デビュー作。
ニューヨーク・インディペンデント映画における不滅の金字塔!
ジョン・カサヴェテスは即興演出の先駆者、かなり魅力的な作品です。
即興ジャズのような自由な才能の結集でカッコいい!!
50年代後半に現れたゴダールやトリュフォーらの、ヌーベル・バーグ一団に影響を与えたという作品です。
しかしながら才能があっても、ハリウッド天国のアメリカでは、商売にならないのでカサヴェテス作品は、なかなか評価を得られなかった。俳優としてハリウッド映画に出演し、資金を貯め低予算で自分の映画制作をしていた。
アメリカに居ながらにして、自分の監督する作品はアンチハリウッドを貫き通した。
妻は、女優のジーナ・ローランズ。息子は俳優兼監督のニック・カサヴェテス。
1959/アメリカ
監督 : ジョン・カサヴェテス
製作 : モーリス・マッケンドリー
脚本 : ジョン・カサヴェテス
撮影 : エリック・コルマー
音楽 : チャールズ・ミンガス
製作協力 : シーモア・カッセル
出演 : レリア・ゴルドーニ/ベン・カラザーズ/ヒュー・ハード/アンソニー・レイ/デニス・サラス/トム・アレン
◆N.Y.マンハッタンに暮らす売れないジャズ歌手のヒュー、作家志望のレリア、トランペット奏者になる夢を持つベンの三人兄妹。ある日、レリアはパーティで知り合った白人男性トニーと恋に落ちる。しかし、レリアの家を訪れたトニーは彼女が黒人の血を引いていることを知って動揺する。そのことに気づいたヒューはトニーを追い出してしまう。
個性派俳優で、“ニューヨーク・インディペンデントの父”と謳われるジョン・カサヴェテスの記念すべき処女作品。
タイムズ・スクエア界隈のネオンの下に生息する女たちやジャズ・ミュージシャンなど、ヒップな人種をシナリオなしの即興演出で生き生きと描写。そのリアリティと臨場感は今でも新鮮で、当時の息吹を現代に甦らせる。チャールズ・ミンガスの即興音楽が映像に絶妙にマッチし、“ジャズ・ムービー”とも騒がれた才気溢れる傑作!
