指輪のあとに・1 | TVXQは近くにありて想ふもの

TVXQは近くにありて想ふもの

完全なるフィクションの妄想小説です

無断転載は一切おやめ下さい




最初は、ただの憧れだと思ってた






俺は仕事に燃えてたし、上司である彼の仕事ぶりを本当に尊敬していた



彼を追いかけて、彼に認めてほしくて、俺は最年少にしてブロック長になったと言っても過言ではないだろう



仕事に厳しい彼が、俺の報告を受けて、満足げに笑う一瞬が好きで



俺は、がむしゃらに仕事に打ち込んだ










「チョン君、企画書面白かったですよ」


「あ、はい、ありがとうございます」


「DMの作成は?」


「はい、取りかかってます、部長はこれから会議ですか?」


「ああ、今夜は遅くなりそうです」


「お疲れさまです」


「じゃあ、君もあまり無理しないで」


「ありがとうございます」




ひらひらと手を振りながら立ち去る長身のシルエット


シム・チャンミン営業部長、彼はユノの目標だ


小売店といえど、中枢に組み込めば仕事の内容はガラリと変わる


彼が営業部長になってからというもの、この会社は革新的に業績を伸ばしていた


彼に気に入られている自覚はあった


だけどそれは、あくまでも部下としてであり


それ以外の何者でもない


はずだった





その時までは







本店で、ブロックの各店舗へのメールと、報告書を確認していると23時をまわっていた


まあ、気軽な独身なわけだから、何時になったって構わないのだが




「ふう・・・」




PCの前で伸びをしてると、ことりとコーラの缶が目の前に置かれる




「こんな時間までやってたの?」


「あ、部長・・・」


「その辺にして、食事でもどうですか?」


「あ、はいっ!」




ユノは素直に嬉しかった、忙しく立ち回っている部長とゆっくり話ができる機会なんて滅多にない


さっさと片して帰り支度をはじめたユノ


部長はそんなユノを、ニコニコして見ている




まだ30になりたての俺と、もう40台後半のシム部長だから、さぞや子供だと思われてんだろうな・・・
対等・・とまではいかないにしても、大人の扱いをされたい




と、ユノは思う




だから




「チョン君は、あまり飲めませんでしたよね?」


「いえっ、大丈夫です!」




そんなふうに答えてしまった




「・・・そう・・・?じゃあ、僕の馴染みの店でもいいかな」


「はいっ!」







そうしてユノは










胸の中が、焼き付くような経験をすることになる































































まーさんよりのリクエスト「年の差リーマン運命の恋」←ざっくり
着手いたしました!!
短編の予定でありますが、お付き合いいただければ嬉しいであります

まーさん、こんなかんじで発進いたしましたが、どんなでしょうか~

なんかもー、落ち着かなくて色々ダメです




それではまた!!











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