家まわりの雑草を抜いていたら、お向さんに声をかけられた。
「えらいわね~」
「やっと手をつけましたよ~」
「最近は毎日仕事に行ってるのね。
毎日、見ると車がないもの。」
「まあ、仕事か私用かで出かけてますね~」
このおばちゃん、結構色々見てるし聞いてくる。
いわゆる NOSY と英語では言われる。
ツレは彼女の言動がウザイと嫌ってるが、私はそんな嫌でもない。
このご夫妻は、このご近所の家々が60年代に最初に建った頃からの住人。
Original Owner だ。
自他ともに、この辺りでは一番古い住人と認識。
Original Owner のほとんどが、家を売って出ていっちゃったからね。
この通りに住んでる人の情報は、彼女が一番把握してるに違いない。
「テナントさん、退出したの」
「そう、だから今週末はお掃除」
「次は」
名前と職業くらいを軽く伝える。
どうせ本人に遅かれ早かれ会うだろうしね。
軽くシェアするだけで、別に個人的な諸々の事情の噂話をするわけではない。
斜め向かいのご近所さんも会話に加わり、今度は植物の話で盛り上がる。
こういう雰囲気が私は好き。
ふらりと井戸端会議
とちらの家にもピカケがあって、今のシーズン、大きな花が咲いてる。
「すごい 近くで見てもいい」
「もちろん
お花切ってあげるわ。
私は匂いがダメなのよ」
匂いがダメなのに、なぜ植えているのか
甘い香りのお花はアリ🐜を寄せるから、定期的に業者に殺虫剤処理をしてもらってるらしい。
遠慮なく、我が家で香りを楽しませてもらうわ