朝、予想どおり部屋を出たのは遅すぎて、行きたかったカフェには行けず。
10時半にギネス・ストアハウスのチケットを予約してたからね。
ホテルで朝食をとる。
1人20ドル位だったかな。
基本アイテムが並んだビュッフェ。
可もなく不可もなく。
ギネス・ストアハウス
どうやら予約したのは「セルフガイドツアー」だった。(1人26ユーロ)
勝手に自分でツアーをスタートするんだけど、人数を制限するために、予約制でコントロールしてるんだね。
ド素人でも分かりやすく楽しめるプレゼンテーション。
人気があるのが分かる。
材料はシンプル。
水、麦、ホップ、イースト。
そのクオリティにとことんこだわったギネスビール。
「麦」
毎年10万トンのアイルランド産麦がギネス作りに使われる。
国で育つ大麦麦芽の約2/3をギネスが買い取っており、ギネス社には、麦やホップを見定める専門職がいる。
「ホップ」
ビールの味となるオイルと香りを生み出すホップ。
天然の保存料ともなる。
ギネスの高いホップ含有量のおかげで、何世紀にもわたり、ギネスを世界に輸出できている。
「水」
毎日800リットルの水が、ウィックローの山から運ばれている。
ダブリンを流れる川からではない。
山を流れる間にカルシウムや硫酸マグネシウムが吸収され、ミネラル分の少ない軟水となる。
水を表現した「滝」の前でなぜか皆写真を撮る
「イースト」
創始者アーサーが使用したイースト株が続いているという伝説があるが、それはともあれ、19世紀初頭からイーストは引き継がれているというのは事実である。
ギネスのイーストは、ここでのみ育てられている貴重なもので、リザーブ分が常に金庫に保管されている。
メインで使用されているイーストに何かあれば、この保管分から補充される。
創始者アーサー・ギネス氏
ギネスビールの第5の材料といわれる。
ギネスが他ビールと異なる色や味わいを出しているのは、麦をローストしていることにある。
232℃のマジックナンバーだ。
これを挽いて、水を加えてマッシュを作り、ホップを加え、発酵させ、、、ビールはできていく。
グラスの中に詰まった300万のバブル。
そしてなぜか皆ここで写真を撮ってる
カスク(樽)に詰められて輸出していた時の写真。
すごい量
この樽を作る職人技もすばらしいけど、今はもうステンレス樽だね。
ギネスが世に送り出した広告のフロアもおもしろかった。
広いスクリーンでは、過去のコマーシャルが流れてる。
あまりに楽しくて、つい全部見ちゃった。
私が思わず笑ったのはこれ。
そして、このオブジェ。
魚が自転車を漕いでる
どうやらこの広告はギネスのイメージとなるくらい一斉風靡したようだ。
アメリカの女性運動家が世に出した文言「women need men like fish need a bicycle」
直訳すれば、「魚が自転車を必要なように女性は男性が必要」つまり不要だという意味。
そんな女性運動が活発になる中にギネスが出した 衝撃 の広告。
このフル広告を見ると分かる。
女性だって男性と同じようにできる。
大きなトラックを運転したり、肉体労働をしたり、男性と同じように楽しむ女性たち。
「魚に自転車が要らないのと同じで、私達女性にオトコなんていらないわ。」
そしてカメラは赤ちゃんのいないベッドが並んだ産院を映す。
最後にテロップ。
「Not everything in black and white makes sense」
時に意味の分からない白黒がある。
そして、魚を自転車に乗せちゃうと
女性には男性が必要だから。
(その逆もしかり)
うわ~っ、すごくない、これ
白黒は当然、ギネスの白黒とかけてる。
ツアー最後は、ギネスを飲む🍺
ギネス・ゼロっていうアルコールの入ってないのもあったので、私もそれを飲んでみる。
でも数センチしか飲めなかったけど。
アルコールの入ってないビールを最近見かけるけど、これを美味しいと思う人はいるのだろうか
ギネス・クリア。
透明のギネス。
H2O 100%、はい、水です
最後にお土産ショップでお買い物。
エンタメ度バツグンの観光スポットの後は、博物館へ。
国立博物館はいくつかあるけど、この考古学館がオススメ、と列車の中でおばちゃんに言われていた。
私のリサーチでも行きたいと思っていたところ。
軽く見てまわるだけでも、なかなかおもしろい博物館だった。
行って大正解
どこへ行っても入場料が必要なのに、ここは入場料無料って、国立だから
夕方5時過ぎの列車に乗るため、タクシーで駅へ。
駅で、早めのディナーを食べておく。
期待できなさそうな見た目なのに、意外と美味しかったという。。。
料理の美味しさって、「期待度」と大きく関わってるね
派手なドーナツを3つ買い、列車の中でペロリと平らげてたヤツ。
帰りは、コーク行きの列車で、社内販売のある路線だった。
嬉しくなってコーヒー買ってたツレ。
途中の駅で乗り換え、30分待ち。
Killarney駅には8時半到着。
停めておいた車に乗り、宿泊のロッジへ。
Loch Lein Country House
バスタブ付き 173ユーロ
部屋がめ~っちゃ広い。
踊っちゃう
すでに暗いので、外の景色は明日の楽しみに。
朝起きたらこんな景色が広がってた
向こうに湖も見える。
朝食つき。
ここケリーは、フランス人観光客に人気なのかな。
お部屋にもフランス語の案内があったし、時々見かけた。
朝食のメニューも、スクランブルエッグをスモークサーモンで包んだりとかお洒落。
ワッフルも美味しかった。
さて、ロードトリップの再開だぁ