ひなたぼっこ -12ページ目

ひなたぼっこ

日々の暮らし、子育てのことなど
ゆ~るりと綴ります♪

昨日のひよっこ。

よかったです。

 

何がって、二人の大女優の迫真の演技です。

すっばらしいよ!(カホコ風ワラッ

さすがです。

なんか、はさまれたみね子がかわいそう…(笑)。

 

世津子の美しさ、暮らしぶり、とてもかなわない自分。

その悔しさを十二分に表現した木村佳乃。

服のほころびが気になってしょうがない。

おそらくここは岡田氏がト書きに入れていたのだと思う。

さすがに細かい心理、しかも女の心理をよくわかっている岡田脚本です。

ただ、ちょっと気にしすぎじゃないかなあ。強迫神経症みたいだよあせる

たぶん演出の田中正氏の演技指導なんだろうけど、ここは気になって隠す→目に涙があふれてくる  くらいの方がよかったかなあ。たぶん黒崎博氏ならもう少し違ったはず。そのあとの思いのたけをぶつけるところで、徐々に声が大きくなっていくところは演出(演技?)としてよかった。

 

で、まずは、礼を言われ、その妻の矜持に圧倒されつつ、自らの過ちも認めつつ、でも孤独な大女優の雨男さんへの思いを微妙な表情の変化で魅せてくれた菅野美穂。あっぱれです。

 

泣かせてくれますね亜友未

 

この菅野美穂の演技があまりに切ないので、思わず世津子を擁護したくなっちゃうけど、それは違うビックリマーク

世津子のやったことは、あまりに身勝手なのであって、そのために残された家族の苦労たるや!なのであります。でも、みね子は結構、東京生活楽しんでるよねえ。(もう少し、みね子がお父さんを必死に探していたり、つらい目にあってればねえ。周りに恵まれすぎているから、みね子がかわいそうに見えないんだよねあせる。そうすれば、みね子の黙って、作り笑顔で涙をこぼすシーンに感情移入できたはずなのに)

 

記憶を失い、どうしていいかわからない実もよかったです。

まるで幼子のよう。実際、脳に障害がおこると退行現象も起こりえます。

やたらにごめんなさいと言っているところもその表れでしょう。

沢村一樹上手いです。

 

最後三人一緒に歩くシーンでの距離をとってバラバラに歩くシーンは、三人の心の距離感もあらわしていて秀逸ですね。

 

今回は脚本と役者さんたちの力量につきますね。

 

これからの家族の再生物語に期待しましょう。