3.14×~暗記の功罪 | ひなたぼっこ

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円の求積、日能研もようやく入りました。
みなさん、3.14は暗記されているのでしょうか。

サピと早稲アカでは、かなり暗記を奨励しているようで、
校舎によっては小テストがあるところもあるようですね。

ふしぎちゃんの時は、特に暗記を強要することはしませんでした。
でも、演習を繰り返すことで自然とよく出てくるようなものは
覚えてしまっていたようです。

なので、別にそのうち覚えるからいいじゃん!みたいに思っていたのですが…。

よく調べると、暗記は受験の常識のようで…。

ならば、やっぱり暗記させるか…と、
チャレンジしてみました。

うちでは
以前からこちらを参考にさせていただいていました。

受験の裏ワザシリーズ

$ひなたぼっこ
ふしぎちゃんの受験の時に、私が中学受験算数を俯瞰するため
こちらを購入して勉強しました。
こちら、裏技となっていますが、裏技でも何でもなくて
いわば、受験の常識問題集です。

各教科、何冊もでていますが、うちではこちらの算数と理科を全種類そろえました。
中受素人の私にとって、受験算数のイロハを教えてもらったバイブルのような本ですなるほど!

予習シリーズでは敢えて取り扱わない(授業では扱っているようです)てんびん法なんかもわかりやすく解説してあります。塾のテキストの解説が、いまひとつよくわからないときに参考にしていました。

3.14倍も面白いゴロ合わせで、私には目から鱗でした目
(うちの二人はかえって覚えにくいと言っとりますが…。)
子供には、ブロ友さんも紹介していた、うやま式の方が覚えやすいと思います。



それで、一応ちびすけクンには覚えさせたのですが…。
やはり百パーセント完全に覚えきるのは難しいようあせる
覚えては忘れ覚えては忘れ…えへへ…
それでも一桁と平方数倍は覚えたみたいで、
先日の塾の授業でも、秒殺で解いていたようです苦笑

しかし、やらせてみると、デメリットもありますねうん

まず、3.14暗記法のメリットは
①面倒な小数の筆算を減らすことで、ミスを減らせる。
②計算スピードを飛躍的に上げることができるので、時間に余裕ができる(=後半難問を思考する時間がたっぷりとれる=見直しもできる)。

これは、大きいと思います。

ただ、これが効くのは正確に暗記していた場合です。
中途半端に覚えていると、かえって痛い目に遭います。

つまり、デメリットとして、
①そもそも、間違って覚えていて×を食らう(無理に使うな!)
②なかなか、思い出せないときは余計に時間をとられる、もしくはパニックになる(普通に計算したほうが速いんじゃない?みたいな)。
③暗記法に頼ることで本来必要な思考過程をスル―してしまうリスクがある。

私は③がとても危険だと思いましたえっ
ひとつには、普通は分配法則を使って計算の工夫をした後で、最後に3.14をかけるべきところを、いきなり答を出すので思考の過程が見えなくなってしまうきらいがあります。

なので、式をしっかり書き残すということは徹底した方がいいように思いました。
先日の授業でも、先生に
「こことここを先にまとめた方がいいよ」
と言われても、どうしても個別に計算してしまっているようです。

そして、その理由に、まとめた場合、暗記法が使えない数字(素数とか)が出てくることがあるからのようです。
しかし、そうすると個々の問題を暗記法に無理やりつなげて解こうとしてしまい、かえって回りくどいスマートでない解法になってしまうことがあります。

そこがかなり気がかりです。

実は、私は小学生のころそろばんを習っていたのですが、
下手に計算が早くできると、何でも、計算でねじ伏せようとするクセがついてしまい、
粘り強く、考え抜くということが苦手になってしまいました。

その、同じ轍を踏みたくないと子供たちには、計算より思考重視でやってきたのですが(成果のほどはいかんともしがたいですが(笑)…)。
今のちびすけクンの円の問題の解き方にそれと似たものを感じてしまうのです。

まあ、私の場合、思考の訓練が全くされていなかったということが大きかったので、同じ土俵で語ることはできないんですけどね苦笑

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