
前にも言ったように、帰国子女かと思うくらいです。
当然、読書なんてほとんどしません

学校の宿題で、読書が課せられたとき以外は
全く、活字に触れることはありません。
そんなの、幼児期にちゃんと本に親しませてなかったからだろう

そう、思われる方が多いと思います。
量の多少とか、与え方の問題とかはあったかもしれませんが
いちおう、小さいころから読み聞かせは毎日してきました。
セリフは各登場人物に合わせ、
声優さんになったつもりで声色を変え、演技しまくり
もう、それこそ、市原悦子状態で朗読

がんばりました

でも、ふしぎちゃんが本を自ら手に取ることはありませんでした

ある日、普通、誰でも知っているような昔ばなしを知らないということが発覚

しかし、当然過去に触れているはずのもの。
わすれた

事実は違いました。
聞いていなかったのです

ためしに、お話を一通り通してから、
「どんなおはなしだった?」
と聞いてみたところ、
「?…う~ん、わからない」

「どんな人が出てきたかなア」
「ひと?う~ん」

「おじいさんがでてきたでしょ。」
「おじいさん?しらない」

「もしかして、聞いてなかった?」

「う~ん?」

馬の耳に念仏
猫に小判
豚に真珠
脱力

どうも、彼女の頭の中では
聞いたお話を映像のように想像するということができないらしい。
頭の中に情景を思い浮かべるということができないんですね。
そんなこんなで、具体的な対策を見いだせないまま
受験終了

運よく、希望の学校の学校に入学できましたが、
かなりやばかったです

そんなふしぎちゃん、最近とある本を1冊読破しました

おそらく、彼女の人生で1冊読み通したのは初めてなのでは
その本とは
1…2…3…これだ


養老先生のバカの壁
学生時分、その朴訥な人柄に魅かれて養老先生のファンだった私。
(当時、ちょうど弟が解剖学の講義を受けていて、「サインもろてきて~」と再三再四頼んだにもかかわらず結局もらってきてくれなかった…もう、頭来ちゃう

本棚にあった、これに目をつけ、通学途中に読んでいたようです。
普段、家族からも、お友だちからも、先生方にも
お〇〇と言われ続けたふしぎちゃん。
やはり、このタイトルは彼女の心の琴線に触れたのでしょうか。
いずれにせよ、
ふしぎちゃんには快挙

人間って、成長するものなのね~。

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