一昨日は素晴らしい一日であった。

 

昨年の10月、ダデイーに悪性リンパ腫が見つかった。

その前の年は脳梗塞で、健康を絵に描いたような人だったのに・・・・

本人の心の内はわからないが、いたって呑気に病名を受け止めていた。

先生によると、ステージ3位かな~との事だったが、この病気は治療は全世界皆同じで、今は良い薬が開発されているので回復する可能性も高いとの事。

それに期待した!

2週間ほど入院してから、6回クルーの点滴治療が始まった。

ちょうど同じ時に、笠井アナウンサーもリンパ腫で治療を開始することをテレビで発表していた。

彼の場合は4か月ほどの入院。 治療方法が違うが、ダデイーも私も主治医の中山先生に絶対の信頼を寄せることにした。

私がC型肝炎の治療を受けたときに、先生と毎回握手すると治るような気がして、治療のたびに握手をしていただいていた。

あの頃はちょっと若かったが、今回もゲン担ぎで・・・・ 私の治療ではないし、もう若くもないけど、先生には我慢してもらって握手!

 

朝、血液検査をして、体調を確認してから点滴治療が始まり、昼食も点滴をしながらの食事。

最初は終わるまで読書をしながらそばについていたのだが、注射ではなく駐車台が2500円で、ビックリ!

そんな事を言っている場合ではないけれど、高い!

次からは一人で午前中は我慢してもらって、お昼にお弁当を持っていき、終わるまで待って連れて帰るパターンに変えた。

近い病院で良かった。

飲み薬が大変であった。 朝8錠、お昼6錠、夜6錠。

最後のころは、脳梗塞予防の血液サラサラの薬も飲まなければならないし、そのため、胃腸も限界に来ていたようで、薬を飲むのに苦しんでいた。 体重は減り、元気もなくなってしまった。

 

この病気には朗らかにして笑わせることが一番の薬だと聞いていたので、その点は、私には難しい事ではなかったが、軽い鬱状態でになっているので、反応は少なかった。

困った事には耳が遠くなってきていたので、私のバカ話を大声でしなければならなかったことである。

えっ? って聞きなおされると、バカ話もばか話ではなくなってしまうのだが、私もそれなりの努力で一緒に戦ったと自負している。

 

大いに助かったのは、ブリッジのお友達、戸田さんが、ダデイーがパソコンで囲碁のplayが出来るようにして下さったのである。 自分のレベルを登録しておくと、同じレベルの方が、いつでもお相手をしてくださるのだ。

治療のない時は少しでも外に連れ出したいのに、運悪くコロナ騒動の最中なので散歩程度の外出しかできず、パソコンでの囲碁で本当に助けられた。 さらに週末にはテニス時代のお友達、石田さんが、碁を打ちに来てくださり、会話を楽しんでいってくださった。

考えてみれば多くの人たちに助けられてきたのだ。本当に感謝である。

 

治療最後は、新横浜の「ゆうあいクリニック」でペット検査。 

 

一昨日、そのペット検査の結果が出て、腫瘍がきれいになくなった!

「再発する事もあるのだから、完治とは言えませんよ!」 と、先生に言われたが、とにかく嬉しい、嬉しい、嬉しい。

先生にギュッと握手してもらったの言うまでもない。 これからは3ヵ月おきの検診である。