今日は葉山の隠れ家レストラン、「桃花源」 で、お食事会。
総勢11人である。
わが後輩の有ちゃんは、ご主人のお仕事の関係で、只今ジャカルタ在住であるが、一年に3回ほど日本に帰って来る。
その度に、島寿司のお寿司を食べたいという事で、我が家に来るのだが、今回、ジャカルタで知り合ったという友人が、彼女に会うためにいらっしゃった。
その方が、「桃下源」のご主人 伊藤千桃さん である。
彼女は、ミス日本にも選ばれたことのある方だけに、とてもきれいな方で、しかも、裕福なお家で育てられたのだが、本当のお父様は、インドネシア人で、知名度のある方だという、小説にもなりそうな数奇な運命の持ち主である。
お店は一人で切り盛りされているので、宣伝は一切せず、すべて予約制である。
我が家でこの方にお会いしなければ、このお店にうかがうこともなかったであろうから、人間の出会いは不思議なものである。
レストランは葉山の御用邸の近くで、かなりの急坂を登ったところである。
私の車では心配であったが、washyの車と、まろ殿の車であったので、大丈夫!
「ウワーッ」 と、声に出るくらい素晴らしいところであった。
富士山も、江ノ島も見渡せる。今日は残念ながら、ちょっとかすんだ景色であったが・・・
まずは手作りの フォッカッチャと、やはり手作りのアンチョビーソース。
ハムまで手作りで、塩加減もちょうど。
大根一色のお料理にもびっくりだし、柿ピーを衣に使った里芋の揚げ物もおいしかった。
ソフトドリンクのジンジャーエールまで手造りには本当にびっくりしてしまった。
使っていらっしゃる器も、おばさま手作りで、失敗作でも上手にお料理を盛り付けていらっしゃるので、すばらしい。
私の失敗作は鉢カバーと化していたが、捨てたものでもないかもしれない。
元気づけられた。
お料理も教えてくださるとのことだったので、春夏秋冬の計4回うかがう事で話が盛り上がった。
彼女は石鹸も手作りだし、化粧水は市販のを買ったことがないとのこと。
ストーブにくべるものは薪以外にも、新聞紙を固く四角に押しつぶしたものが置いてあり、それ1個で、1時間は燃えているとか。やはり手作りである。
素晴らしい女性に巡り合えた。
私の好奇心はしっかりとそちらに向いてしまった。
教えていただきたいことがたくさんありそう・・・・
最後のお茶も、我々はクローブとカルダモンを入れたスパイシーミルクテイー。
ブランコのある庭でブランコに揺られながらのお茶に、「こんな生活もあるのだ~」と、感激してしまった。
テーブルの下に作られた小さなハチの巣に、大きな足長蜂が出たり入ったり。
感激したり、脅かされたり、山の頂上近くにある牧場までの散歩も加わり、思いがけず楽しい一日になった。
まだまだ夢見心地である。