何やらバタバタとしているうちに、気がつけば太宰治賞の贈呈式当日(現在、15日午前2時)となりました。

 

昨日14日は仕事を午前中で切り上げて、午後からは、筑摩書房さんにご挨拶にうかがいました。

担当編集者様のご厚意で、各編集部門をはじめ、校閲部門や営業部門、印刷関係の部門などを周らせていただき、ご在席の皆様にお目にかかることができました(ご多忙のなか対応してくださった皆様、本当にありがとうございました)。

 

 

作家・太宰治の誕生日でもある桜桃忌(6月19日)を前に、明日16日には、太宰治賞の最終候補4作と選評が収められた「太宰治賞2016」がいよいよ発売されます。

お値段は税抜1000円。

単行本にして3冊分くらいの原稿が収録されています。これはお買い得だ!

――と、私が言うのはいかがなものかと思うのですが、ぜひ多くの方に手に取っていただけたら……と願っております。

 

さて昨日は、筑摩書房さんに挨拶に伺った後、三鷹へ行ってまいりました。

時間の都合で1時間余りしかいられませんでしたが、紫陽花の花束を持って、急ぎ足で太宰の墓所がある禅林寺へ。

 

 

19日の桜桃忌を前に、太宰の墓碑の前はまだひっそりとしていて、お花やサクランボがささやかに供えられていました。

平日ということもあってお寺の境内は静かで人もまばらでしたが、学生さんと思われる若い方が一人、また一人と、入れ替わりながらお参りに来ていた様子が印象的でした。

 

 

帰りには、太宰治文学サロンにも寄ることができました。

展示を丁寧にご説明いただけて、とても勉強になりました。次はもっとゆっくり見て回りたいものです。