新年のお慶びを申し上げます。

 

フォロワーの皆さんも、よいお年をお迎えのことと思います。

 

さて新型コロナウイルスも、とうとう3年目に突入することになりました。当のウイルス自身も、今更「新型」って、照れちゃうななんて思いながらも、じゃそろそろと引っ込むどころか、反対にマイナーチェンジを繰り返しながら、今ではちゃっかり「オミクロン」を名乗って流行りだしました。

 

ほんと、かの異形の大国の執拗さに似た強かさを発揮して、日本もいよいよ流行が本格化しそうです。

 

憎まれっ子世に憚るではないけれど、中国武漢発のコロナウイルスは収まることを知りません。お陰で昨年、オリパラはなんとか実施に漕ぎつけることが出来たものの、コロナ収束遅れのために、菅政権は吹っ飛んでしまいました。

 

代わりに、ピンチヒッター的に登場した岸田さんの政権が発足しました。産経新聞の阿比留類さんは「正論」2月号で、岸田さんは、実像が掴めない「うなぎ宰相」と論じていました。

 

岸田さんは、本来はリベラル派に属する人です。自民党総裁選で、高市早苗さんの保守本流の波に飲み込まれるようにして、暫定的に保守の流れに身を委ねていましたが、たまたま漂流している筏(いかだ)に乗り移ることが出来て、自分を取り戻しつつあります。

 

すなわち、自分はあくまでも親中の殻を隠して、親中派と目される外相、幹事長等を従え、世間の高波小波に翻弄されながらも、「聞く耳」を自己アイデンティティとして、四方八方からお声掛けをしてもらっています。

 

確か12月の読売新聞の「USO放送」で、

 

「聞く力」

ー岸田首相

「やる力」

ー国民

 

と、掲載されていましたが、内容が不確かなので後日確認して、間違っていたら訂正します。

 

で岸田さんには、その「聞く力」とやらに「やる力」は、本当に発揮されるのか。私には、失礼ながら岸田さんには定見や教養はあるのかとかなり疑っています。もっとも、かつての民主党の鳩山、菅さんにそれがあるかというと大変疑問で、そればかりでなく国内外を己の狭量な政策理念で引っ搔き回したという印象しかありません。

 

岸田政権は民主党と比較してみると、政策力がいまひとつ覚束ないけれど、少なくとも極端な方向には走らないのではという安心感はあります。それで目立つほどの失点がないだけの理由で、政権支持率も60%台を維持しているのかもしれません。ま、これは信念も定見もまるでないオールドマスコミ(最近では単にマスゴミ)の忖度で意図的な安定となっているかもしれない。ではコロナ第六波で支持率がどうなるかわかりませんが、マスコミの対応が見ものです。安倍・菅政権には決して見られなかった優しさでキモい対応をしてくれるでしょう。多分。マスゴミなんてそんな程度です。

 

そんな折、岸田さんは首相公邸に引っ越しすると報道されました。安倍さんも菅さんも、公邸入居・生活を回避し続けていましたが、岸田さんは案外、自己信念プラス好奇心が旺盛な人かもしれません。

 

首相公邸は、戦前の1932(S.7)年の五・一伍事件、1936(S.11)年の二・二六事件で、反乱軍の襲撃により首相や関係者が殺害される血腥い事件が発生していて、嘘か真か幽霊が出没するという噂が絶えません。首相経験のある人の中に、公邸で幽霊に遭遇したことがあるとの証言もあります。

 

岸田さんは、そんな噂には歯牙にもかけず、敢然と奥さんと入居を果たしました。かなり勇気のある人のようです。でも本当に勇気ある人(?)ホンマかいなとおもった私は、それを軽く嗤ってみました。

 

昨年の中旬に、読売新聞に「USO放送」を投稿してみました。一昨日、読売新聞横浜支社から封書が届き、掲載謝礼の500円の図書カードと12/20(月)に掲載されたとの手紙が同封されていました(読売新聞は夕刊のみ購読のため、謝礼通知で掲載を知ることになる)。横浜版での掲載は5度目でおよそ2年半振りになります。

 

 

     首相公邸入居

     幽霊にも話を聞きたいのかな

                   ー国民

 

 

いろんな人から建設的な意見や提案を聞く耳を持つことは、それはそれで大事な政治的心構えです。大変結構なことです。しかしインプットデータが多ければ多いほど、キャパオーバーとなり、肝心のアウトプットのデータ整理がつかず、情報が脳内をループしてしまい、しまいには暴走してしまいます。

 

「うなぎ宰相」ではなく、「ラスボス宰相」として、中国にも公明党にも阿(おもね)ることなく、毅然として、有言実行で政策を進めてほしいと国民は願っています。

 

岸田さん本当にやってくださいよ。お願いしますよ。

 

えっ、浜のやっちんの話しに耳を傾ける暇なんぞないですって・・・・。 殿!殿!ご乱心召されるではないですぞよ。 

 

まそれはともかくとして、もしも幽霊に遭遇することがあったならば、どんな話を聞いたのか,ぜひ国民にお聞かせください。私たち国民は政府の声には、常に忍耐と謙虚の気持ちで耳を傾けていますので、そのことをお忘れなく、ご報告されることをこの場でお願いしておきます。

 

そんな初夢みたいな取り留めない淡い話でしたが、本年もよろしくお願いいたします。

 

 


                                 

                     読売新聞 横浜版 2021.12.20掲載