前々からの懸案の未完のブログを完成させるために、今月初めに下書きを書きだしていたら、さるところ(学校関係)から突然、「思い出」の記念文集を出したいので、原稿を書いて送ってほしいとの依頼の手紙が来ました。締め切りは今月末です

 

エッセー文なら400字詰め原稿用紙で大体4、5枚というところでしょうか。今回はテーマがテーマなので、10枚は書けるだろうなと思って、とりあえず頭の中で構成を練り文章を組み立てて、要点だけ下書きで文章にしました。大体いつものパターンです。

 

1週間くらいしたら、約10枚まで書いていました。しかしまだ半分も終わっていません。少し焦りました。もっと長くなるだろうとの予感と、締め切りに間に合うかとの懸念です。事務局に問い合わせたら、秋に発行の予定なので、締め切りはもう少し遅れても大丈夫ですよとのことでした。でも枚数については敢えて黙っていました。変なこと訊いて、枚数は多くても3、4枚と言われたら返答に窮するからです。

 

余談ですが、文章を上達させるためには、小説などの名作を読むだけでなく、自分が気に入った文を書き写してなんども反復記憶させていくことも、ひとつの方法です。書いた文章は推敲(ブラッシュアップ)を徹底的に行います。私の場合は書いた文章を記憶してしまうほど何回も何回も書き直しを行うこともあります。

 

さらには、文章を身を削るように削っていくことです。最初の文は得てして修飾語がぎらついていて駄文になりがちです。それには枚数を今の半分位に設定して、追い込んでいくのです。表現過多な形容詞や副詞、しつこいほどの言い回し文も私情を排して削っていきます。そうすることによって実にしっかりとした文章が屹立して見えてくると思います。

 

最近の私は年々横着になっており、とくにブログなんかは先にアップしたほうが勝ちとばかり、半分の見直し程度で出してしまいます。アップした以上、拙い文章は恥を書くためその後ある程度直していきます。それでも書く志が低いと完成度は今一になります。

 

今回の場合、最終的には原稿用紙換算で23枚分になってしまいました。一昨夜、午前0時前にようやく脱稿しました。しかし長すぎますね。でも削った後の23枚です。出来栄えは自分でも言うのも気が引けますが、まずまずの出来だと思っています。可能ならばあと2、3枚は削ってみたいと思います。

 

俳句や短歌も究極は削りに削った跡なのですが、一般的には指折り数えながら、字余り、字足らずを気にし過ぎで失敗してしまいす。まず心に思ったことを素直に平文に書き留めて、しかる後推敲し削っていき型に嵌めていくやり方が私は好きです。

 

読売新聞の「USO放送」は、世相を切る頓智、ユーモア、さらにはそれを一言で表現する力量が問われてやはり、大変難しいものです。今でも1、2か月に1度の割合で投稿しています。

 

思いがけず、3/19の読売新聞「USO放送」に投稿文が、横浜の地方版に再び掲載されました。

 

特殊メイクでアカデミー賞

喜びは本物です

ー 辻一弘

 

辻一弘氏は、ロサンゼルス在住のメイクアップアーティスト、現代美術家で、この度映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーより世界を救った男」の主人公・チャーチルの特殊メイクを担当して、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したものです。

 

以前にもブログで書きましたように、読売新聞は夕刊しか取っていません。読売のいいところは、日曜、祝日は夕刊はありませんが、その代わり当日の朝刊が配達されます。すぐに最後のページを開き全国版「USO放送」に目をやります。最近印象に残ったのは、次の掲載文です。

 

没後50年

夢半ばです

ーキング牧師

 

ご存知のように、米国黒人キング牧師は50年前に暗殺されました。その4年前、ノーベル平和賞を受賞し、その時の演説で「私には夢がある」と述べたものです。キング牧師の悲劇を乗り越える形での「夢半ば」です。本当に上手いなあと感心すること頻りです。

 

最近、鎌倉市長谷にある鎌倉大仏を大規模改修した際、胎内の100か所以上にガムがこびりついていたとのニュースがありました。心ない参拝者の仕業だと思いますが、大仏様に一言コメントさせたくなりました。

 

胎内にガム100個以上
噛んで含める説法は止めにしました
ー鎌倉大仏

 

4/23にweb投稿しました。結果は如何に?掲載されれば1か月後に通知が来ます。楽しみの先送りってとこでしょうか。まそんなに簡単に当選するわけはないのですが(笑)。

 

<追記>

4/30に「USO放送」に投稿しました。案外面白そうなので、参考までに追記しました。

 

22日ぶりに逮捕

娑婆の塀は高かった

ー逃走犯

 

 

 

 

映画「ウィントン・チャーチル ヒトラーより世界を救った男」より

 

 

 

辻一弘さんのお陰で掲載されました

 

 

 

痛くない腹を探られた思いです

 

 

 

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