ヴィンセントが教えてくれたこと St. Vincent | 勝手に映画評論 蒔田陽一

勝手に映画評論 蒔田陽一

勝手に映画評論。
映画が好きで、ただ見て過ぎていくのが勿体無いということで、備忘録的ブログ。

蒔田陽一

元俳優、モデル、日本モデルマスター協会認定モデルインストラクター、調理師、Office Evema代表。

当方、実は無類の酒好きである。

決して強い方ではないが、ビールアドバイザーなる資格も取ってしまったくらいに、ほどほどにお酒の知識もある。

だから、と言っては、には繋がらないかもしれないが、いろんなお酒を飲んできた。

若い頃はあまーいカクテルや、オシャレなリキュール、今では本格焼酎の良し悪しなんかも合わさって、日々美味い酒との出会いに感謝している。まだまだほんの一握りしか知らないので、これからのなさ楽しみでもある。


さて、ごく稀にお酒に頼った夜なんかもある、好きな女とケンカした時や、仕事でむしゃくしゃしたときなんかの。酔って現実逃避ってやつ。

結果、二日酔いになったりして次の日1日頭が痛かったり。すっかりお酒と付き合いのできる大人になってしまった訳である。


ビルマーレイ演じるヴィンセントは、典型的なダメ親父っぷり、部屋は汚いし、家は荒れ放題、バリバリ飲酒運転で、借金まみれ。

その辺りは、ビルマーレイの佇まいは流石である。

後から気づいたのだが、ヴィンセントの彼女役?むしろお金を払って繋いでいる妊婦のストリッパー役を、ナオミワッツが演じているという、これまた海外俳優さんの凄さに関心。作品によってあんなに変わってしまうなんて!キングコングの時のあの純粋感のカケラもない。でも、10年前の作品なんだね。


邦題からは分からなかったが、タイトルは『St.Vincent

St.がつくということは、聖人とか聖者って意味だったと思うんだけど、オープニングであれ?っと思った。邦題のイメージってとっつきやすくとか、いろんなことがあって決めているんだろうけど、タイトルって難しいですね。ストーリーは、タイトルのままなんだけども、確かにそのままじゃ、なじみがあまり無いので、日本では使えないのはわかる。


表向きの周りから嫌われ煙たがられているヴィンセントと、誰にも見せていない過去と現在を背負ったヴィンセントそういった二面性がこのドラマを作っていく。

じんわりと感動を呼んでくれる作品です。


{EF1C2981-4CD1-47BE-9BEB-E4D203EF3531}



http://eiga.com/movie/81272/