GeorgeClinton&PARLIAMENT/FUNKADELIC2013 pt.1 | 岡村まきすけのファンク☆酒場

GeorgeClinton&PARLIAMENT/FUNKADELIC2013 pt.1

いや~、終わりました春のP-FUNK祭☆o
色々と凄まじいのでじっくりレポートします☆

今回、事前予報はあまり芳しくありませんでした。
何より相次ぐメンバーの()脱退や死により、
名物メンバーの不在感が強かったからです。
コレ、結構重要で、上手いのは当たり前、その上で強烈な個性が
ぶつかり合ったり合わなかったりするのがP-FUNKの醍醐味☆
そして、多くの人が諦めの域にいて、御大George Clintonには


とりあえず、居ってくれさえすればいい


という感覚が強かったのではないでしょうか。
特に東京JAZZと前回のビルボードのライブでは
兎に角健康が気遣われたので、
今回が最後の来日やろなぁという声もちらほら
実際、僕もそう思っていました。72歳てねぇw

さて初日、前述のような事があるとはいえ内心メッチャ盛り上がっていた僕は
夕方から浮つくことこの上なく、半ばぼーっとしたまま
1stステージが終わった頃のビルボードに到着☆
道中、ウディファンクと、セルジオムトウさん御一行と入れ違い、
「良かったよ~☆」
と、満足げな感想を聞き更にテンションが上がります☆

で、客席では恒例の挨拶タイム☆
みんなのワクワク感が共有できて大好きな時間です☆
客席に前回仲良くなったMichael "Kidd Funkadelic"Hamptonの姿を見つけ、マイケル_1
前回の写真を渡しつつ色々話す☆ 
ギター自慢な話も聞け、期待は膨らみます☆

そして、パラパラとメンバーがステージに上がり一曲目は
“Cosmic Slop”
前回はGary Shiderが亡くなった後の為封印されていた名曲☆
演奏もタイトです☆
おぉ~☆ええやん!!
以前は、この曲の途中でGeorge登場☆が定番だった為、
ふとそのイメージがよぎり、感傷に浸りかけたその時、楽屋側に歓声が!
そうそうそんな感じになってGeorgeが登場した!!!
こんなノリツッコミの余裕もなく、実際は反射的に
「えっ?もう?!」
と、思わず口に出してしまいましたよw
大丈夫かいなと内心思いつつも、1曲めが大盛り上がりで終わると、
聞き覚えのあるギターのフレーズ
「うそ~っ?!」と「うぉ~っ!」
が混じった雄叫びをあげてしまいました☆
何と、初期FUNKADELICの名曲
“I Got A Thing, You Got A Thing, Everybody's Got A Thing”
しかも、かなり熱い演奏でGeorgeも飛ばしまくってます☆
この2曲だけでも来た甲斐ありw

そこからはお約束の
“Flashlight”
最近の定番の構成で
“The Electric Spanking Of War Babies”
挟み込みからの孫娘Sativaを呼び込んで
“Something Stank”“Hard As Steel”
で、元に戻って大円団☆
もちろん、この曲ではSir Noseも大活躍☆o

ここでトーンダウンすることなく、
“(Not Just)Knee Deep”
へ☆
今回、ホーンで来ているGreg Thomasは、
僕が初めて観た2000年の4時間ライブでもこの曲で
素晴らしいスキットを披露してくれましたが、今回もバッチリでした☆
そして、亡くなったBelita Woodsに替わり、Kendra Foster
“Sentimental Journey”
を挟み込み、
“Disco To Go”
の一節で締めといういうこれも定番のパターン☆
もちろん、合間にはローラースケートの美女・Kim Manning
の高音パート、Sir Noseが客席の女性を上げてのダンス、
そして今回リードギターのRicky Rouseと、
古参Michaelのツインギターソロも有り、
これまた大盛り上がり☆

そして、ここで
Garrett Shiderがおもむろにギターを外すと、
これも前回封印されてた
“One Nation Under A Groove”
へ!
CosmicはベースのLige Curyがリード取りましたが、
この曲はGarrettがリード☆
これも、お父さんと歌っていた2000年の来日を彷彿とさせます☆
しかし、男前やし親父さんに似てきたな~とか改めて思いますw

その後は、Georgeにビッグサプライズと呼び込まれたMary Griffin
“Crazy”
を熱唱☆
唯一の他人の曲やし、いきなり呼び込まれましたが、セクシーさもあってか 
結構温かく迎え入れられるw
しかし、凄まじくソウルフルに歌うのでまぁしっかり持って行きましたね☆
残念ながらこの一曲のみの出番でしたが素晴らしかったです☆

続くは、
“Tear Roof Off The Sucker(Give Up The Funk)”
ド頭に
“Uncle Jam”
の一節を挟み込み、意表をついてからの鉄板ネタ☆
そこからノンストップで
“Night Of Thumpasorus People”
Kendra
“Bounce To This”
を挟み込みながら飛び跳ねて大円団☆
そして、これで最後かと思いきやここからの
“Atomic Dog”
でとどめの一撃☆o
何より僕は、ここからの
“Hardcore Jollies”
が大好きなので、もう大満足でした☆

結局、
Georgeは途中でステージ上の椅子に座ることこそあれ、
ずっと出ずっぱり☆
メンバーを仕切り倒してましたw

しかし、気がかりは初めに話せたMichael…
リードギターはRicky任せで、責任感バリバリで頑張ってた
前回の面影はまるでなし。
ショー中に僕のビール飲んでたしw

ショー終わりに、FREEFUNKの面々と、
「もっとガンガン演ってよ~!」
と話してみると、
「ボス(George)に言ってくれよ~!俺もやりたいけど、俺決められへんもんorz
と、泣き付かれましたw
まぁ、その辺は相変わらず色々あるねんなぁと。
でも、Georgeは頑張ったらそれなりにやらせるはずなので、
1stの話も聞いてると、悪循環でMichaelがやる気を無くしてるんかなと、
複雑な気分になりましたよ

ともあれ、ここ最近では最高のライブに明日への期待を膨らませて帰りました☆


ステージ
始まる前に☆
奥2つはMichaelのギター☆センターの光るストリングスが今回自慢の7弦☆
一番手前はGarrettのギター☆