ジョージ・クリントン ☆第一回☆ | 岡村まきすけのファンク☆酒場

ジョージ・クリントン ☆第一回☆

ファンクの帝王、ジョージ・クリントン

この人については、未だ日本では知る人ぞ知るな感じですが

ボクの最も好きなアーティストです☆

そして、ファンクを語る上で、絶対に外せない一人です。

音楽的にファンクを確立させたのは、もちろんジェームス・ブラウンですが、本質的なファンキー度でジョージにかなうものはいません。(これは断言出来ます☆)

”存在自体がファンク”
という、ボクの理想に最も近い存在、それがジョージ・クリントンです☆

とてもじゃないけど一回じゃかけないので、ぼちぼちと。

P-FUNK(PARLIAMENT/FUNKADELICという2つのグループの総称/最近はP-FUNK ALL STARSとして活動)の総帥として君臨するジョージですが、この人、歌がうまい訳でもなく、楽器が弾ける訳でもない。

よく、”ジョージは周りのミュージシャンがいなければ全然アカン”などと言われますが、ある意味その通りだと思います。
でも、その”周りのミュージシャン”も、ジョージが居てこそ最高のミュージシャンでいられる訳です。

なぜなら、彼は存在がファンクだから。
そして間違いなく、それをまき散らして周りに影響を与えるからです。

2000年、初めて大阪で彼らのステージを観た時。

当時はまだ、あまりに多いメンバーのコトなどあまり分からず、とにかくやっと生で観れるという興奮で一杯だったボクは、4時間近くにわたるというライブのペース配分などおかまい無しで盛り上がっていました。が、最初の20分位は何か違和感を感じてました。
「なんか、足らん。」
その答えは”COSMIC SLOP”の曲中に判明しました。
既に20人近いメンバーの居るステージに、袖からのそのそと出て来たおっさん。
まだ何にもしてへんのに、そのおっさんが出て来た瞬間、鳥肌が立ち、目が離せなくなってしまいました。
周り(客も、おそらくメンバーも)も一気にヒートアップしてます。
そう、ジョージ・クリントンのおでましです☆
彼が登場しファンクサインを突き出した瞬間、完全に空気が変わり、そこからは、さらに気が狂った様に勝手に身体が動きだし、気がつけばあっという間の4時間。
へとへとやのに、それまでに感じたことの無い快感に満たされたボクは、
”これがホンマのファンクか”
と悟りました☆
(ちなみに未だに、この時のファンク度の高さを超えるものはなく、去年のフジロックで観たブーツィー(今度詳しく書きます)まで、この感覚に近いものすら味わうことはありませんでした。)

さて、このジョージが登場した瞬間から”まき散らしていたモノ”。言葉ではとても説明出来るものではありません。が、少しでもコレに近いものを感じてもらいたいというのが、今のボクの目標です☆
・・・そうなんです。今までは目標にするには遠すぎて、楽しむだけにしてました(笑)

もう逃げたらあかんなと。

この酒場をオープンした理由、実はこの辺にあったんです☆

今年で68歳になるジョージ。
まだまだ現役で頑張ってますが、全盛期78年の映像で少しでもニュアンスを感じていただければと思います☆(いや、最近ので分かりやすい映像が無くて・・・)ちなみに、白ずくめがジョージです。途中から別に歌ってません(笑)

さぁ、FREE YOUR MIND AND ・・・



May The FUNK Be With You ☆o☆