ニュージーランドの日本語教師アシスタントをしていた時のことです。

日本人教師のセーラーさんが2週間、入院することになりました。

その間、ニュージーランド人の臨時の先生が日本語を担当していた時のことです。

 
 
 
私がアシスタントで行ってたハイスクールは男子校でした。
体格では全く歯が立たず、英語もそこそこしか話せない私にとって、初日は恐怖でしかありませんでした。
 
それから毎日、怯えながら通ってたのですが、セーラーさんの日本語の授業を一番後ろで聞きながら、生徒達の様子を見ていて気づいたんです。
 
素直な良い子が多いことに。
 
さらに、セーラさんの生徒に対する接し方が素敵でした。
 
ある生徒はお母さんが入院して、下の子の面倒をみないといけないとか、ある生徒はお父さんが女性とか、ある生徒は帰る家が3つあるとか。
 
家庭の事情が複雑な生徒が沢山いましたが、セーラーさんは全員の家庭事情を把握していて、休み時間に声をかけていました。
 
スキンヘッドで鼻ピアスの厳つい生徒も、授業中の態度が超悪い生徒も、パラパラ大好きな女子力高めの生徒もみんなセーラさんのことが好きなんだなって感じました。
 
そんなセーラさんが2週間学校をお休みすることになりました。
そして、ニュージーランド人の臨時の先生が入ってくれることになったのです。
 
どんな授業になるのか、私はワクワクおねがい
初日は生徒たちもソワソワしていました。
 
臨時の先生はちょっと厳しめの女性の先生でした。
 
中一から高三までの6クラスがあるのですが、
 
授業が始まると、どの学年の生徒も、一番後ろにいる私をチラチラ見てきますガーン
口パクで何か言ってくる生徒もいました。
 
 
なぜかって。
 
 
それはニュージーランド人の先生の発音、イントネーションが違うことにみんなが気づいたからです。
 
臨時の先生がいないところで、おかしな発音やイントネーションを真似している生徒もいました。
 
セーラさんのおかげで、正しい日本語の発音、イントネーションを知っている生徒たちは素晴らしい!と感心しつつ。
臨時の先生にダメ出しなんかできない!
こっちを見ないで!
2週間我慢して~!
って思うことしかできませんでした。