例えば、
学習者に
りんご、バナナ、みかんの絵カードを見せます。
これは全部何かと尋ねられたら、学習者は果物だと類推します。
次に、玉ねぎ、人参、きゅうり、かぼちゃの絵カードを見せます。学習者はこれらは全部野菜だと類推します。
さらに、チョコレート、スナック、飴の絵カードを見せます。学習者はこれらは全部お菓子だと類推します。
最後に、りんご、きゅうり、チョコレートの絵カードを見せます。そうすると、学習者は果物、野菜、お菓子の上位語である食べ物だと類推します。
上位語を習得しておくと良いことって何でしょう。
それは、
りんごの絵カードを見せて、
これは何ですか?
と質問をした時、
それはりんごです。
それは果物です。
それは食べ物です。
のように答えの幅が広がることです。
どの答えも正解ですよね。
もし、生活する上で知らない物があったとしても、それが果物か野菜かは学習者には区別がつきます。だから、上位語を使って話せば「分かりません。」では終わらずにすみますよね。
会話が途切れなくなるんです。
もちろん、日常会話に
これは何ですか?
それは食べ物です。
なんて会話はありませんが
ここに色の概念を加えて、会話風にすると、
お昼何食べたの?
緑の野菜。
きゅうりかな?
ううん、ちがう。
レタス?
あ、そう!レタスって先生言ってた。
…
という感じになります。
このような会話は私も保育所に通っている子供とすることがあります。
上位語は食べ物の他に、飲み物、乗り物、入れ物、着る物、履く物、書く物、読む物などがあります。
さらに、これらの上位語は「物」になります。