こんにちは

つむぎ学主宰&鑑定士

なべまき(渡邊真紀)です。

 

 

Twitterなどでも時々、

「いじめ」について触れるときもあるのですが

140文字では足りないので

あえてブログで投稿させていただきます。

 

まず、最初に、私個人の考えとしては

子供の世界は大人の世界の縮小版

だと思っています。

ただ、決定的に違う点があるとしたら

 

 

いじめ=犯罪という意識が低すぎる

 

 

という点だと思います。

 

 

文部科学省のいじめの定義は、

当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの

としています。

 

また、いじめ防止対策推進法によれば、

「いじめ」とは、「児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう」(第2条1項)

となっています。

 

 

いじめ発生件数が問題ではなく、

「いじめられた認識」があれば

そこに「いじめは存在する」と

考えて良いと認識しています。

 

 

いじめ、という言葉自体がここ近年では

「ライトな表現」「聞きなれた言葉」になっていますが

「いじめの一つ一つの行為」を見れば、

 

 

犯罪行為

 

 

に他ならないのにな・・・

と考える一人です。

 

 

お子さんを育てている人ならわかる思います。

中学生にもなれば「善悪くらい分かる」ってことを。

ましてや

「集団で一人を追いやればどうなるか?」

これくらいの想像力は持っています。

 

 

今回の旭川のニュースでは、

 

 

『いたずらが行き過ぎただけで、悪意はなかった』

『加害者にも未来があるんです』

『10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、

どっちが大切ですか。10人ですよ?

1人のために10人の未来をつぶしていいんですか?

どっちが将来の日本のためになりますか?

もう一度、冷静に考えてみてください』

 

 

という教頭先生の発言があったようですが

これが教育者の発言なら即行クビレベル

個人的には思いますが、あなたはいかがでしょうか?

 

 

私は「10人の子供の将来を潰せ」と

思っているわけではありません。

他国のように

・いじめた側こそカウンセリングが必要

と考えているので、

日本は本質的な取り組みが必要です。

 

 

ここに気づいていないなら、

大人がおかしいんです。

 

 

冒頭でお伝えした通り、

子供の世界は大人の世界の縮小版

だからです。

 
 
先ほどの教頭先生が
本当にこの発言をしているとしたら
加害者の一人と同じだと思います。
 
 
もしくは、
同じように組織の中で振る舞っているのだろうか?
とすら感じます。

 

 

また、

いじめられた経験があるかどうか?

で取り組み方も違うでしょう。

 

 

ちなみに、

私はいじめられた経験がある側です。

 

 

とはいえ、身体的な暴力などではなく

数ヶ月の無視が続く精神的な暴力でした。

小さな田舎の学校だったので、

ボスの気分が変わればターゲットが変わる、

そんな感じでしたが・・・

 

 

いじめって、

親に相談できないんです。

 

心配かけたくないし、

自分の子がいじめられてるって

親にとっては恥ずかしいかもしれない、

とかね。

 

 

いじめる側に「いじめてる認識がない」のは

確かにあるかもしれないのです。

 

 

『あいつ気に入らないから、口きくのやめた!』
『自分だけ口きかないんじゃ効き目がないから、

クラスのみんなにも一緒にやってもらおう』

 

 

スタートってこの程度かもしれないんです。

 

 

私はたまたま変わってて、

無視が続いて3ヶ月が経った頃に

いじめのボスが一人になったスキをついて

 

「私が何をした!?

悪いことしたなら謝るけど、

理由を教えて!」

 

とトイレに入ったボスに聞いたら

とんでもなくくだらない理由でした・・・

(同じ文房具を持っていたから、ですって)

 

 

そんな理由で、いじめって起こるんですよ。

いじめてた側は、大したことをやってるつもりはない。

 

 

担任の先生にも相談できなかったです。

 

自分なりに気を紛らわせたり、

必要以上に傷つきたくなかったので

休み時間のたびに図書室に行って

本を読んでいました。

(だから図書室の本を制覇した&

心理学の本と出会ったんですけどね)

 

 

誕生会の時もいつも友達呼んでいたのに

親を心配させまいとやらない理由を

考えるのも大変でした。

 

 

「親との信頼関係があれば

親に相談できたろうに!」

 

 

という人もいますが、

信頼関係があったとしても

子供の心理は「親に心配かけたくない」

働くものなんです。

 

 

恥ずかしながら、

いじめた側になったこともあります。

(ボスに報復のためにいじめられた子みんなで

結託してやり返したことがある)

 

 

が、しかし、

当時の担任の先生が気が付き、

女子を全員呼び出して・・・

一発ずつ本気のゲンコツを喰らいました^^;

(だけど、担任を嫌う子は一人もいなかった)

 

 

両成敗、です。

そして、傍観者も両成敗です。

 

 

悪いことは悪い!

お前らがやってることは犯罪と一緒だ!

と叱ってくれる大人がいた時代と

環境のお陰で今があります。

 

 

今って、子供に対して怒るくせに

「叱ることが怖い」という大人や

親が多い気がします。

本気で向き合う大人の言うことは

子供だって耳を傾けます。

この担任はPTAからバッシングされる先生でしたが

いつも子供の味方だったから。。。

 

 

話を戻します。

 

 

一度でもこういう経験をすると

大人になっても傷は残っています。

「ハブかれないように」とか

「いじめられられないように理論武装」とか

いつも「自分を守ろうスイッチ」が入る。

『もう気にしていない、相手を許している』

と整理したつもりでも、です。

 

 

いじめ問題が起こるたびに

大人に考えて欲しいのは、

 

 

悪いことは悪い!

お前らがやってることは犯罪と一緒だ!

 

 

と言わない、言えない社会を

大人が作っているっていうことなのです。

 

 

例えば、ハラスメント問題

いじめ問題にとても近いと思います。

 

 

そんなつもりはなかったんだよ」

 

 

で済めば今のような社会は出来上がっていません。

「じゃあ、どんなつもりでお尻触ったんだよ」

と「された側」のことはまるで考えていない。

 

 

「された側」のことはまるで考えていない

 

 

そう、

今の大人に欠如しているのは

「相手への想像力」です。

 

 

これが大人同士の社会で日常茶飯事。

もっとライトに表現するなら

『disり(ディスり)』も近いかもしれませんね。

 

 

dis=否定、侮辱

敬意を払って扱わない

相手が傷つこうが、どうでも良い

 

 

こういう「ライトな感覚」

ディスられた相手を見て

ディスった本人たちは「楽しんでいる」ので

相手をいじめてる自覚がないまま

モラハラに発展しているケースも

あると思います。

 

 

私は「いじめられた経験」があるので

このような見方をしてしまうのですが、

いじめられたことがない人はまた、

違う視点で世の中が見えていると思います。

今書いていることが正解だとは思っていません。

 

 

元・いじめっ子と周りが認定していても

本人が自覚していないまま大人になって

いじめニュースを見ていたり、

「いじめ反対!」という人もいるでしょうし、

 

 

『若気の至りだと思って水に流してください』

 

 

と平気で言える大人もいるのだと思います。

 

 

いじめって、

子供が作り出す世界の話ではないんです。

 

 

大人の世界の縮小版。

 

 

たった1人が死んだことと、

10人の未来が閉ざされるかもしれないこと、

考えたらどっちが重いですか?

 

 

ってことではないんです。

 

 

死ななくて良い人が死ぬことが問題

 

 

なんですよ。

(死んでも良い人がいる、というわけではない)

 

 

子供たちは

「いじめられる」ことについて

自分を守る方法を知りません。

知識も経験も単純に浅いから。

 

 

できることがあるとすれば

「ただ、耐える」。

 

 

でもね、

耐えるだけ、では乗り切れないです。

当たり前じゃない、そんなの。

大人になったってできないでしょう?

 

 

また、子供が

「学校に行きたくない時」は

理由があります。

このタイミングで子供の声に

耳を傾けないなら親子の信頼関係は

その先の未来、ずっと築けません。

 

 

昭和の根性論で

「勉強が遅れるでしょう」とか

「学校に行かなくなったら負け」とか

それは「親の都合」であり「価値観」。

 

 

昔より通信学校もたくさんあり、

フリースクールだってある。

 

 

いじめが発覚したら恥ずかしい、ではなく

恥ずかしいのは「いじめてる方」ですからね?

 

 

大人が認識を改めていかないと

いじめ問題はなくなりません。

 

 

子供を育ててるのは誰?

 

 

大人だからです。

 

 

感情で事実を見るのではなくて

事実と感情を切り離して見る視点も

今の人には必要だと思います。

(当事者が感情を持ち込むのは仕方ないです)

 

 

また、このニュースは本当に

心が痛むニュースなので

話題になるのも当然だとは思いますが、

 

 

マスコミがこのタイミングで流すのも

「国民に目を向けて欲しくないことがある時」

という可能性もあるので、

 

 

いじめ問題はいじめ問題として

ここで考える機会にして

(もちろん、遺族の方が納得いくよう

解決になることを祈ってますが)

 

 

本質的な問題はこの国の取り組み方

今の現状を含め起こっている諸々の現実に

目を向けて見ることも必要です。

 

 

長くなりましたが、

最後まで読んでいただいた方、

ありがとうございました。

 

 

私は教育専門の人間ではありませんが、

つむぎ学やライティングの仕事を通して

「自分以外の視点・気づき」を与えられる仕事で

一つでも多くこういった問題を減らせるように

取り組んで行きます。

 

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