赤ワイン主体の私にとって白ワインはごく限られた生産者の限られたキュベのみ購入。
トマ・モレとフォンティーヌ・ガニャールはその数少ない生産者です。
どちらも2014年以降から購入しているのでそれ以前のことはわかりませんが、年々レベルアップし2019年・2020年は過去最高に美味しくなっている生産者です。
 

トマ・モレ バタール・モンラッシェ 2015年  95+点
 
まぁワインが嫌いな人以外は誰が飲んでも美味しいと思うであろう白ワイン。
いろんな柑橘と少し白桃、白い花のフローラルな香りに少し香ばしいニュアンスのある心地よい香りがムンムン。
きれいな酸とミネラル、旨味とコクのバランスが秀逸。
もう少し複雑性と多層感が出て、アフターの余韻が長くなるともう偉大なワインですが、これはもう少し熟成したら解決してくれそうな気がするポテンシャルを感じます。
最近の白ワインってグラン・クリュでも5・6年での早飲み全然OKですよね。
むしろ長期熟成させない方がいいのかもって勝手に思っているくらいですが、このワインはもう少し熟成させた方がいいかと思います。
フォンティーヌ・ガニャール バタール・モンラッシェ 2015年  94+点
 
簡単にいうとトマ・モレのバタールを少しだけ小ぶりにした感じです。
もちろん香りも味わいも細かくは違いますがそんな印象です。
2015年に関してはトマ・モレの方が勝っていると感じましたが、タイミングやボトル差もあると思いますし、最近のワインをグラスで飲んだ範囲での感覚では恐らく年々差は縮まっていると思います。
 
白ワインはユベール・ラミーは当然可能な限り購入し続けますが、トマ・モレ(バタールとダン・ド・シアン)とフォンティーヌ・ガニャール(ル・モンラッシェとバタール、クリオ・バタール)も価格次第では頑張って購入したいと改めて思いました。
あとはバシュレ・モノ(バタール)、ドーヴィサ(グラン・クリュのみ)、バロー(アン・ビュラン)、クロワ(コルトン・シャルルマーニュ)くらいで白は満足してますし、それ以上は予算が・・・ない。

ルジェの第二弾。こんなんだから白に回せる予算が限られてくるんですけどね。やっぱり赤のほうに予算はどうしても。

2021年もこれから出てくると思いますし、きっと毎年のことのように2021年もいいぞってワイン屋さんや雑誌で騒がれるので惑わされそうですが、きっとめちゃくちゃ高いと思うので多分白だけでなく赤も買えないかな・・・