仏リヨンのスペシャリテ。
ロックフォールの塩気と、玉ねぎの甘味、甘口ワインとの組み合わせを楽しみます。
【材料】4人分(1人分約250㎖)
玉ねぎ………3個(1kg)
バター………50g
水……………1.1ℓ
鶏がらスープ(顆粒)…表示の半分の量
塩…ひとつまみ
白こしょう…少々
赤ワイン(甘口)…30㎖
ロックフォール…60g
クルトン…適量(サンドウィッチ用の食パン)
グリュイエールチーズ…60g(とろけるチーズでもOK)
【作り方】
■スープ
①玉ねぎは繊維を断つように1cm幅にスライス。
食べやすいように、長いものは半分に。
②鍋にバターを入れて火にかけ、玉ねぎを炒める。
バターは焦げやすいため時々混ぜながら、約40分炒める。
*玉ねぎは急いで炒めると苦味が出るためじっくり焦らず。
鍋についた茶色い焼き色は旨味になるため、玉ねぎに移す。
③玉ねぎが飴色になったら、
水・鶏がらスープ・塩・こしょうを加える。
*ロックフォールが入るため、塩気は薄めに。
④沸騰したらアクを取り、旨味が出るまで弱火で約20〜30分煮る。
少しとろみが出たらスープの完成
■トッピング
⑤スープを煮込む間に、トッピングとカップを準備
⑴クルトンを作る
・クルトンはカップ1個に2枚用意
・サンドウィッチ用の食パンをトーストする。
・カップの大きさによるが、食パン1枚につき6等分くらいにカット。
・ロックフォールを薄く切り、クルトンに7gずつ乗せる。
⑵耐熱用のスープカップを用意
・チーズの焦げ付きが気になる場合は、内側にバターを薄く塗っておく。
⑥カップにスープを注ぐ。
*スープが熱々だと、チーズに綺麗な焼き目がつかないため、ぬるい状態で入れる。
赤ワイン(甘口)を、カップ1個につき小さじ1〜2ずつ加える。
⑦クルトン(トーストとロックフォール)を
カップ1個につき2枚浮かべ、とろけるチーズを15g乗せる。
⑧180℃のオーブンで20~25分、焼き色がつくまで焼く。
【参考:赤ワイン(甘口)「パニュルス」】
普通のワインでもOK!
レシピではパニュルス=シュル=メール(発酵中にアルコールを添加する、酒精強化ワイン)を使う。
同じ製法で、ポルトガルのポートワインやマディラ酒、伊のマルサラ酒がある。
【参考:ロックフォール】
羊の青かびチーズ。独特のピリッとした刺激と、クリーミーな味わいを併せ持つ。塩分も多く、非常に個性的な味わい。
伊のゴルゴンゾーラ(牛)、英のスティルトン(牛)とともに、世界三大ブルーチーズ。
ゴルゴンゾーラで代用するときはピカンテ(辛口)を。