声楽家(ソプラノ)・声楽講師の緒方麻紀です。

横浜で、音大受験生や大人の方へ向けた声楽レッスンを行っています。

私自身、「声が小さい」「本番でうまく歌えない」と悩んできたからこそ、
同じような悩みを抱えている方へ、

学んできたこと、そして現在学んでいることをシェアしています♪

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『感覚』ではなく『根拠』のあるメソッド
(うたうからだ学®・音声教育学)

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声楽のレッスンで、呼吸についてこんなふうに言われたことはありませんか?

 


「お腹を膨らませて吸って」
「腰や背中にも息を入れて」

 

 

また、

「腹式呼吸=深い呼吸」
「胸式呼吸=浅い呼吸」

という説明を聞くことも多いと思います。

 

 

 

ですが、ここで一つ大事なことがあります。

息が入るのは、お腹でも腰でも背中でもなく「肺」です。

 

 

 

実は、「お腹を膨らませよう」と意識することで、良くない呼吸になってしまっているケースも少なくありません。

 

 

 

私自身、25歳のときに病院で初めて肺活量を測ったことがあります。

 

それまで声楽の先生に言われてきた通り、
「お腹をしっかり膨らませて」息を吸っていました。

 

 

 

ところが結果は、なんと平均以下。

 

 

 

測ってくださった看護師さんもびっくりするほど少なく、

何度かやり直して、やっと平均に届いた程度でした。

 

 

 

その時私は、

「自分は肺活量が少ない人間なんだ」

と思ってしまいました。

 

 

 

ですが、その後きちんと呼吸について勉強してみると、
そうではなかったことが分かったのです。

 

 

 

声楽でよく言われる

「お腹を膨らませて吸う」

という説明の理屈は、こうです。

 

横隔膜が下がる

肺の容量が増える

内臓が押し出される

お腹が出る

 

確かに、理屈が通っているようにも思えます。

 

 

 

ですが実際の体の構造を考えると、
横隔膜はそれほど大きく上下するものではありません。

 

 

横隔膜のすぐ上には心臓があり、中央は背骨ともつながっています。さらに、食道が通る穴もあります。

 

もし横隔膜が大きくガクガクと下がってしまったら、それはそれで大変です。

 

 

 

また、意外と知られていないのが、肺の大きさです。

 

肺はどこまであると思いますか?

 

 

多くの方は「胸くらいまでかな」と思われるかもしれませんが、


実は鎖骨の少し上あたりまであります。

 

 

思っているよりも、ずっと大きいのです。

 

 

ですから、そこまでしっかり使いたいところです。

 

よく「胸を上げないで」と言う先生もいらっしゃいますが、肺は鎖骨の上あたりまでありますから、歌唱時、息を吸えば胸が上がるのは自然なことです。

 

 

 

世界で活躍している素晴らしい歌手の方々を見てみると、歌っているときに胸がしっかり動いているのがよく分かります。

 

 

 

肺にたくさん息を入れるためには、
お腹を膨らませようとするのではなく、肋骨をしっかり持ち上げて吸うことが大切です。

 

つまり、胸に吸う意識です。

 

 

 

ラジオ体操の最初の「深呼吸」を思い出してみてください。

 

両腕を大きく上に上げて、息を吸いますよね。

このとき起きているのは、
肋骨がしっかり持ち上がることです。

 

 

実は肺は、肋骨と肋骨の間にある筋肉(外肋間筋)が働き、肋骨が持ち上がることで大きく広がります。

 

 

 

「あまり息を吸おうとするな」という考え方もありますが、それでは歌うために必要な

コンスタントに声帯へ息を送ること

が難しくなってしまいます。

 

 

 

歌うときの呼吸は、
私たちが普段何気なくしている呼吸とは少し違うのです。

 

 

 

歌唱時の呼吸について悩まれている方は多いかと思いますので、次回以降も呼吸については書いていこうと思いますニコニコ

 

 

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クローバー緒方麻紀クローバー