みやみ富士山駆け上がれなかったってよ② | みやみの『住めばmiyako』

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いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪

レースレポつづきます。

 

◆◆

 

レース当日。起床は4時。

 

同室のかっきぃ嬢が起きぬけすぐにパンを齧っているのを横目に見ながらお先にシャワー。(しかし本当にこの人はパンばっか食ってたw)

 

以降、食べる、出す、をことごとく繰り返し(レース当日ってそれ以外することねぇ)合間を縫って身支度をしていると、

 

「あ、雨雲がドンピシャで来てまっせ!」

 

朝からずーっと雨雲レーダーをチェックしていたかっきぃ嬢。そしてもしや寒いんちゃうの?とノースリからTシャツに替えるのを見て、あっさりわたしも直前でチェンジ。

 

暑さで死ぬことはなかろーけど、山頂の寒さでは死ねるからな。

 

ホテルを出たのは6時前。その頃には少し雨が落ちており、ただ空は雲も切れていたので、ああ、間もなく止むんだなぁと。(その頃には雨雲レーダーも消滅)

 

移動の車内で閣下が語ることには、

 

「この一雨で、砂塵区間が濡れ固められ走りやすくなりますから。下界も曇ってて走りやすいし絶好のアタック日和ですよ。」

 

うん、確かに走りやすそうだ。

絶好の、アタック日和。

 

タクシーを10分ほど走らせ、いつも閣下たちが集合しているという会場近くのセブンイレブンへ到着。

 

よっこらせ、と荷物を抱え、すでに来ている閣下のお仲間に挨拶をすると、

 

「五合目、打ち切りだって。聞いた?」

 

ん?五合目、打ち切り?

え、五合目コースの人、打ち切りなの?

 

えー、そんなのかわいそうだなぁ、てか我々が五合目に行けるのに、なんで五合目コースが打ち切りになっちゃうのかなぁ。これから天候が悪くなるのかなぁ。

 

よく考えれば、んなわけねーよ!な思考回路ですが(山頂コースが開催できて五合目コース打ち切りなわけねーよ)、人間ナノぽっちも想像してない事態には思考が追い付かないようで。

 

 

「え、だから、五合目に、打ち切り」

 

え?

 

「山頂コースがね、打ち切り」

 

 

え?

え??

 

ええええええーーーーーーっっっっ!!!!!( ゚Д゚)

 

 

え、なんで?ホントですか??だって今日はベストコンディションって今話してたばっかじゃん!全然雨も降ってないし風だって吹いてないし、なんで?なんで?なんでなんだよぉぉぉぉぉぉ!!!

 

それを伝えてくれたお仲間さんの腕をつかみ鬼の形相で詰め寄るわたし。

 

「え、そ、そんなこと、ボクに言われても」

 

ん、たしかにね。

あなたに言ってもしかたないけど

 

あたしゃね、

この気持ちの整理が全然つかんのだよ笑い泣き

 

とはいえ魂の抜けがらのよーになったところで、レースが中止になったわけではなく。

 

いつもは「てっぺんとるぞ!イエイエオー!!」で組むらしい円陣を「五合目行くぞ!」にアレンジして、




 

気持ちを切り替えて五合目コースへ。

 

てことは色々と準備も変わるぞ?

 

幸いまだ荷物(五合目行きの)を預けていなかったわたしたち。

 

荷物預けの近辺でようやく世界のmieちゃまと遭遇し、




 

あれやこれやの悪態をついたあと、

 

ポケットいっぱいに詰め込んでいたジェルを戻し、アームスリーブと手袋も返却。

 

こんなことならノースリのままでいりゃよかったなー

高級ランパンもいらなかったんじゃねーか

それにあたしモルテンまで飲んじまったよ

 

てか、昨日とったカロリーどうすんだ笑い泣き(号泣)

 

ダメですね。一度気持ちが切れると、全然士気が上がってこない。

 

五合目になったと聞いて、うっかりスタート時間まで五合目コースと同時刻なったと勘違いをして(五合目コースは一時間半後)

 

とろとろとしていたらあっという間に整列時間。

 

荷物を預け、トイレに走り、Bブロックにスタンバイ。

 

トイレに走っていくひろこさんに声をかけ、mimisukeさんに声をかけられ、

 

すっかり雨も上がった空の下、開会式と「エイエイオー」。

 

向こうは雲も切れて空が見えてるのにね。

こんなに下界は平和なのに。

てっぺん行けないなんて、信じられないよ

 

てか、

 

目の前の人が、NEXT%履いてるのも信じられんけどな真顔それで山頂行く気だった?(驚)

 

かっきぃ嬢とそのシューズに釘付けになりながら、

 

予定通りの午前7時。

予定外のフィニッシュへよーいドン。

 

 

(つづく)