しかし今日はある二人にとっては特別な日でした。
その一人がこの人。
劇団員の中でもマスコット的な存在の神ちゃん。今日は彼のバースデーでございました。
彼は劇場に入るや否や同期一同からプレゼントを貰う愛されっぷり。
今日はシノジンが観劇に来ていたので、帰りにジン、神ちゃん、タケシ・ホリカワと共にラーメンを食べて帰ることに。
そして、何故か誕生日当人の神ちゃんに写真を撮ってもらう。ホリは神ちゃんの隣に座っていたのだが、神業的に映り込む。さすがは主演男優（笑）。
さてさて、もう一人は今や時の人となった看板女優の関ちゃん。
「折角公演中の誕生日なのにクリスティーヌでもなければイベントにも出ないなんて、よっぽど持ってないんやな（笑）」
開演前、そんなイジられ方をしていた関ちゃんですが、それもまた愛。楽屋に関ちゃんが戻って来ると、鏡前には、
「おめでとう、ひろお」
とマジックで書かれたバナナが置かれている。
実は関ちゃんが舞台でウォーミングアップをしていたとき、笠原さんが若手楽屋にやってきて、
「今回はがっつり絡んでるし、バースデーくらい祝ってやらないとな～」
と、ニコニコしながら関ちゃんの鏡前にバナナをセットしていたのです。
だいぶスイートスポットだらけになったギリギリのバナナに若干戸惑いがちの関ちゃんでしたが、セッティングしていた様子をまくしもが説明すると、
「100%愛情なんですね、有難くいただきます（笑）」
と、ちょっとだけ女子っぽく笑って、バナナの封を切りました。
「どう？」
「だいぶ食べ頃過ぎてますね…今日中に一房全部食べろって感じです（笑）」
「まあ、そんな感じだな、見た目にも（笑）」
エリックは舞台の外でも不器用なのだなと笑う。
いい誕生日じゃないか。
素直にそう思う。
関ちゃん、神ちゃん、
本当におめでとう。