85歳の高野すみれさん(倍賞千恵子)は余生を葉山の老人ホームで過ごすことにする。柴又の自宅からタクシーで葉山に向かうタクシーは、すみれさんの思い出の場所へと寄り道を重ねていく。
すみれさんがタクシードライバー(木村拓哉)に語る過去は辛く、壮絶だ。
あのさくらちゃんがすっかり皺々のおばあちゃんになっちゃって、それでもきれいで、美しい声で語り出す。あのさくらちゃんがたくさん苦労している。
すみれさんが語る半生は壮絶で、語る思い出は辛く悲しい。何気ない日々が幸せというけれど、悲しいことばかりを昨日のことのようにくっきりと覚えている。
85歳にもなって、もう人生の終わりがすぐ近くまで来ているのに、すみれさんは一人だし気丈だけど寂しい。
それでも圧倒的なほど人生賛歌で人間讃歌なのだから困ったものだ。
TOKYOタクシー
山田洋次監督
私なんかよりもよっぽどすてきな感想を載せておきます。

