便利なウォシュレット。

女性の使用方法が気になりすぎて....

勇気だして話そうかなと思いました。

(営業妨害ではありません!笑)

食事中には読まないでくださいね。

 

私個人の推薦の使用方法:

使用する前には、

 

1)ノズルが汚れてないか確認

2)用をたしたあとはまずはトイレットペーパーでふく

3)ウォシュレット

 

私は使用しない派です。

産婦人科看護師さんも同じ考えのかたが多いです。

何故かもこれからのお話しで謎解けます。

 

1)について

 私のよく利用するホテル予約サイトの口コミに、

 「高級旅館だけどノズルに便がくっついてた」と記載がありました。

 どうやってつくの?まさか〜と笑って読んでいたのですが...

 うちのノズルにべったりついていたんです!

 (食事中の方、ごめんなさい)

 犯人に理由を問い合わせたところ、

 本人もついていたの〜と驚きを隠せません。

 便秘でお尻を刺激しながら排便していたと....

 それ以来、私は家でも外でも使用しなくなりました。

 便だけでなくカビがくっついていることもありますので

 注意してくださいね。

 あれからトイレ掃除、ガンガンしてます。

 

2)について

 産婦人科の内診台経験のかたはおわかりになると思います。

 外陰部のみならず肛門もみえます。

 それゆえ痔の疾患の相談も受けることは多々です。

 (痔は基本的には外科です)

 おそらく排便後に 、

 そのままウォシュレットを使用されているのでしょう。

 便が付着しているかたは実は多いものです。

 

 これは2023年6月のブログ「GSMについて」でお話しました。

 便をしてすぐウォシュレットを使用すると、

 キレイにはとれません。付着のままです。

 それはいいとして....

 医学的側面からお話します。

 

 付着のままのウォシュレットは、

 固形物の大腸菌を腟入口部にばら撒くことになります。

 時に外陰部付近まで便が付着していることがあります。

 乳酸菌で、腟内が酸性に保たれ自浄作用(細菌を排除してくれる)が

 ある健康な状態なら構いませんが、

 免疫低下で腟内の状態が悪化している場合は、

 腟炎や腟粘膜の悪化につながります。

 細菌性腟症はその例になります。

 体調が悪い時におりものの色がかわり臭いが気になる状態です。

 体調回復なら自然に治ります。

 おりものは免疫状態の目安になります。

 

3)について

 2)終了なら目にみえるものはないので、

 外陰部までばら撒くことはなくなります。

 固形物より菌量も少なくなるでしょう。

 しかし、目に見えないのが細菌です。

 体調に自信がないときは使用しないほうがいいかもしれません。

 腟炎になると不快なものです。

 むしろ家でシャワーを使用するほうがいいでしょう。

 

 洗いすぎは大切な乳酸菌を洗い流してしまうのでバツです。

 ふつ〜に刺激のないもので洗ってください。

 デリケードゾーン用の洗浄剤は多く販売されています。

 どれを選んでもよいものです。

 腟内までビデであらうことは勧めません。

 

 バリ島が好きで20回以上通ってます。

 トイレにシャワーがあります。

 体洗いでなく、お尻洗い用です。

 バリはヒンズー教。

 不浄の手の左手でお尻を洗います。

 「日本人は紙で拭くだけなので不潔ね〜」

 と言われたことがあります。

 

 これらの話は、あくまで私見です。

 でも同僚女医に話すと納得してくれます。

 自分もそう話すと言ってくれます。

 産婦人科看護師さんも

 ウォシュレット使用してない理由が

 同じだったのでやっぱりねと思ってお話してみました。

 

* 2023年6月の「GSM」のブログも参照してください。