「荒野の七人」のリメイク」な訳だが、
もとはと言えば黒澤明監督の「七人の侍」。
頼むからもうこの名作をいじらないで欲しい。
「荒野の七人」はまだ「七人の侍」を軽~い感じながらもちゃんとリメイクしていたが、
今作はなんだか中途半端。
7人の設定を無理やりバラエティに富ませようとした結果、
南北戦争が終わったばかりなのに主人公が黒人のガンマンだし、
アジア人やネイティブアメリカンまで仲間になる。
オリジナルでは単純に食うに困った侍たちが安い金でも仕事を引き受けるのだが、
今回は何故引き受けるのかが分かり辛い。
だから感情移入がしにくいのだ。
とにかく黒澤明作品には手をつけないで欲しい。
たいてい大火傷をしてしまう。