鳥新の大将との出会いは、町屋の焼き鳥屋「きしだ」。
深夜に自分のお店を閉めてからきしだに来ていた大将「よし君」。最初はお店をやられてる人とは知らずに話して。途中でわかり、それでは今度伺います、と来訪。
駒込で焼き鳥屋「ます田」を営んでいた叔父貴がコロナ感染で亡くなり(どのみち、コロナ感染で入院した2日後には店をもう閉める予定ではあった)、「行きつけのお気に入りの焼き鳥屋」がなくなっていた頃のこと。2年ほど前だ。
初めて訪れて、1発でお気に入りになった。
美味しかったからね。
叔父貴の店の焼き鳥に慣れていて、なかなか納得のいく、満足のできる焼き鳥に出会えなかったなかで、これはいいな!って。
それから、ときどき、訪れている。
町屋の飲み仲間と、ひとりでふらりと、遠方(といっても都内だけど、荒川区にくるのは遠い感があるからね、みんな)から友達や仲間が来るときに。
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この、油壺(あぶらつぼ)という部位は、鳥新ではじめて食べた。
鶏の尻尾の方のぼんじりという部分、そのぼんじりの中に羽を水から守るために脂を分泌する器官があり、それがあぶらつぼ。
捨てられていたこともあるというが、あまり量の取れない希少部位で、脂分がたっぷりで美味い。
バクダンと名付けられたつくねは独特で特徴的。
写真は、ミニバクダン、ミニつくねで、バクダンはもっとずっと大きい。ひとりでは食べきれないほどに。
殆どが地元荒川区内、というかご近所からふらりと呑みにくる常連さんだが、2階には広い座敷もあり、団体でも、予約宴会もできる。
こうした町の、手づくり居酒屋で、宴会ができる店は少なかろう。
よし君は、仕込みが命、仕込みをしているときが楽しい、という。
素材にこだわり、毎日、千住市場に通い(バイクで我がマンションの前を通るで、こちらが犬の散歩中にときどき会うと、おはよー!と大声で通り過ぎていく)、自らの手でこさえたものを出す。
美味い店の条件はそれだよなと思う。
焼きおにぎりを頼んでも、そうすぐには出てこない。
丁寧に拵えられた焼きおにぎりを仕上げに、今夜もありがとう、ご馳走様と辞すのだ。





