2011.5.23 産経新聞 「戻った生命の輝き アクアマリンふくしま、7月15日再開目指す いわき市」
東日本大震災で被害を受けた福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」が営業再開に向け復旧を急いでいる。
同館は震災による電力消失などで20万匹近くの魚たちを失った。
「福島復興のシンボルに」と現在、給排水設備の工事などが進められており、7月15日の開園記念日に新たなスタートを目指している。(是永桂一)
水槽のヘドロをかき出し、ガラス片や砂利を片付け、水槽を磨き…。
オープンに向け、飼育員は懸命な作業を続ける。生き残った金魚も元気に泳ぎ、再出発の息吹を感じさせる。
いわき市小名浜港にある同館は、2千トンの大水槽で多彩な魚を展示飼育、観光客に人気だったが、
3月11日の巨大津波は建物1階部分まで浸食。
非常用電源も水没し、水の循環や温度維持ができなくなり、全750種約20万匹のうち、9割近い魚が死んでいった。
(中略)
しかし、約80人の従業員は無事に職場に復帰し、4月初旬には館内の電気や水道が使えるようになった。
幸いにも建物に目立った被害はなかった。
“器”が戻れば、魚も戻せる。
総務部長の関場智彦さんは「魚を集めるのは難しくない。館内の準備ができれば、開園のめどは立つ」と話す。
「応援のおかげで、着実に復旧しつつある。原発問題などの困難はあるが、復興のシンボルになりたい」(関場さん)。
(中略)
開園から12年目を迎える7月15日の再オープンを目指している。

アクアマリンふしくま http://mirutake.fc2web.com/03/30hukusima/hukusima.htm
水族館のblog「アクアマリンふくしまの復興日記」を拝見すると、震災当日の大変な様子を知ることができます。
2011.3.31 アクアマリンふくしまの復興日記 「地震当日の様子」
一旦避難した場所では津波から逃れられないと判断して、館内3Fまで再度避難したこと。
職員のクルマがすべて流されてしまったこと。
イチバン大きかった3/11の20時ころの津波。
正門に見回りに行っていた職員が危機一髪で津波から逃れたこと。
6月中旬に、ここに伺います。
何か仕事をさせていただきに。
ホントは、もっと詳しい内容がわかってからblogに書こうと思っていたのですけど、再開予定のニュースを見たので、ちょっと嬉しくなって書いちゃいました。
詳しいことはまた改めて。
アクアマリンふくしまから上野動物園に避難しているカワウソが公開されたニュースも流れていましたね。
伺ったときに、カワウソクンたちのハナシができるように、なんとか上野動物園にも行ってきたいと思ってます。