2011.5.10 #284 きつかった畳運び~GW牡鹿半島ボランティアレポート②
2011.5.9 #283 GW牡鹿半島ボランティアレポート①
ボランティアは自給自足が原則。
その意味で同じようにジブンで作業に必要なモノをそろえておかないとダメダメ。
何を揃えればよいかネットで探しまくって、こんな資料を見つけた。
NPO法人 レスキューストックヤード 水害ボランティア作業マニュアル(pdf)

これは役に立った。ここに挙げられている装備は決してオオゲサではない。
これからボランティアに行って、ガレキの処理やドロ出し(ボランティアの仕事のほとんどはこれ)に取り組もうと思っているヒトは必ず用意する必要がある。
作業しているカッコはこんなカンジ。

必要なモノは生まれて初めてワークマンに行って買いそろえた。

イチバン大事なのは防塵マスク。

普通のジャバラになっている不織布タイプでは横から粉じんが入ってきてしまう。
ジブンが買ったのはこういった立体的で呼吸用の弁がついているタイプ。

ただこれは暑い。弁がついていても呼吸が苦しい。
でもこれを外して鼻で息を吸った瞬間、なんともいえない臭いが鼻をつく。
なんともいえない臭いだ。
腐臭といっても良い。
実はマスクをしていても鼻呼吸すると、この臭いが入ってくる。
なんで、作業中はほとんど口呼吸。
防塵性能もダイジだけど、どっちかっていうと防臭性能が高いタイプを選んだほうがよいと思った。
あ、これはもちろん1日限りの使い捨て。
でも外したり付けたりしている(何しろ息が苦しい)内にゴムが切れちゃった(>_<)
なんで、滞在日数+1コの余裕が必要かと。
ヘルメットやゴーグルは元から持っていたものを持参したが、実際はほとんど使わなかった。
使わなかったというのは、必要ではなかったということではない。
家屋の中でガレキやドロ出し作業をするときは、ヘルメットは必須だと思った。
今回はたまたま屋外作業がメインだったので、付ける場面が無かったというだけだった。
なにしろ疲れてくると注意力も散漫になりがち。
クギが出ているかもしれないし。
ゴーグルも必要。
でもこれも暑い暑い(>_<)
もうひとつ予備として花粉症用みたいなメガネを持って行ったので、ずっとこれをかけていた。
ドロが飛んでくるときもあったし。
メガネをかけているヒトはともかく、裸眼やコンタクトのヒトは必ず何かかけていたほうが良いと思った。
後で考えたが、やっぱりゴーグルも必要かと思いなおした。
ドロは乾燥してしまうと、粉じんが飛びまくる。
今回は濡れたままのドロしか扱わなかったから必要なかっただけかも。
現に自衛隊のヒトは全員ゴーグルをかけていたっけ。
長靴の中敷きもタイセツ。
セーフティインソール踏み抜き防止用 グレー/26.0cm/モリト

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ステンレス板が内蔵されていて、クギやガラスの踏み抜きから足の裏を守ってくれるというもの。
作業現場は、もうありとあらゆるものが流されてきているから、絶対必要。
実際クギを踏み抜いてしまったら、すぐに破傷風対策をしなければならない。
もちろん近くに病院などあるワケもなく。
あとは、グローブかな。
軍手ではもちろんダメ。
ミドリ安全 作業手袋 No.152 トワロンロング M/東和コーポレーション

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これはビニール製で滑り止めがついているので、畳運びのときも役に立った。
もちろんガラスの破片にもダイジョーブ。
でも軍手も役に立った。
ビニール製手袋の中にはめて、汗取り用に効果を発揮してくれたから。
服装は、というと、やっぱり上下ナイロンのヤッケを着た。

これもワークマンで購入。
もうほとんどガテン系まっしぐらといったカンジになる。
これに自宅で防水スプレーをかけまくっておいた。
しかしワークマンってやっすいなぁー。上下で1,390円とは。
でもこれを着て柔軟体操っぽいことをしたら、すぐにおまたの部分が「ビリッ」。
まぁ値段相応だったみたい(-_-;)
内側からガムテープでバッテンに補強したけど。
乾いていないドロを出す作業をすると、すぐに汚れる。
これでも濡れぞうきんでふきとってはみたのだけど。
汚れも落ちそうにない。なによりドロの臭いがナカナカ取れないので、結局ヤッケも使い捨てになっちゃいました。
ちなみに、このヤッケの中には下はスエットパンツ、上は吸湿性の良い長袖のシャツ。
ヤッケはやっぱり通気性が悪いから、汗をイッパイっかくことになる。
下も吸湿性の良いジャージにすればよかったとちょっと反省した。
これからは暑さ対策がもっとダイジになっていくだろうなと。
<今日の写真>
牡鹿半島にはこのクルマが連れて行ってくれました。
クルマを出して下さったHサン、汚い格好と汚れた長靴で車内を汚してしまってすみません。


各自の荷物や自炊用の食料、寝袋なんかで、もうトランク・スペースはいっぱい。
助手席の床にも荷物を置いてました。
OWS事務局のGサンが「災害派遣従事車両」の許可を取っていてくださったおかげで、往復の高速料金は無料になりました。
「災害派遣等従事車両証明書」とあります。
これを料金所で提出します。
ETCは使いません。
フロントガラスに貼り付けてあるのは、災害従事車両の証明書です。
これは地元の自治体に申し込む必要があるそうです。
それに被災地の公的機関の要請が必要とか。
詳しくはNEXCO東日本のサイトをご覧ください。
2011.4.21 NEXCO東日本 「災害派遣等従事車両の通行方法について」