「無為不待」 。
「むいふたい」と読みます。仏教用語だそうです。
といっても別に仏教に帰依する気は今さらかけらもないですけど。
心がつかれたときに時折たずねる相田みつをサンの作品集で見つけました。

京都の書家、 西嶋華園サンの書です。
相田みつを作品集に収録されているようです。
相田みつを作品集/相田 みつを

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人里離れた谷間のしらゆりの花は
誰も見てもらえないのですが
少しのかけひきもなく
精一杯の美しさで咲きます。
この様な純粋な行為を
佛教では
無為不待というそうです
他人がどう見ていようと、見ていなかろうと、自分自身のシゴトにきっちり取り
組む。
と受け止めました。
「他人が見ていようといなかろうと、自分自身の仕事にきっちり取り組む...」
就職したての頃は、仕事といっても補助的なことばかりだったように思えます。
ある程度経験と実績を積んでいくと、初めてジブンのやりたい方法でやりたいことを実現できる時がやってきます。
ま、それはそれでとてもキツイものですけどね。
それに、そんなようなジブンがメインの仕事が、いつまでもできるヒトは限られてきます。
年齢を重ねてくるとなおさらです。
そんなヒトが大部分かもしれません。
そんなときに、この「無為不待」を思い出したいと最近思っています。
寒い寒いときだからこそ、こんなことを思うのかもしれませんね。
相田みつを美術館Link